鈴木 祐著『最高の体調』
概要
慢性的な疲労、謎の倦怠感、何に対してもやる気になれず、何をしていても楽しくない。飽食の時代と言われ、娯楽にも事欠かない現代人であるはずの我々の数々の体調不良の原因。それは《文明病》だった。文明病を克服し、理由なき不調から脱するためのメソッド!
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文明病とは、食べ物にあふれ、スマホやPC、携帯ゲーム機など、テクノロジーの進歩によって娯楽に困らなくなった現代において、僕たちが直面する問題のひとつです。
執筆者である僕は、どちらかというと肉体労働メインの低所得者ですが、それでもスマホなりPCを所有していて、YouTubeやニコニコ動画、Amazonprimevideoなどを楽しんでいます。
家の冷蔵庫や棚には、常に何らかの食べ物があり、うっかりすると口の中に運んでしまいそうになってしまいます。明らかに運動不足であり、そして過食に走っているな、という自覚はあるのですが、ほぼ無意識のうちにやってしまうのですからこれが恐ろしい。
それなりに健康本を読み、日々健康に気を付けているつもりの僕ですが、文明病の沼から抜け出す事は容易なことでないな、と日々痛感しています。
もしこれが、オフィスでのデスクワークがメインのサラリーマンだったら、きっともっと深刻な事態に陥っていた事でしょう。そう考えると、肉体労働も悪くはない?のかもしれませんね。
さて、本書では、数々の現代病は体の中に起こる炎症が原因だとありました。炎症というと、何だか大げさな事のように聞こえますが、要するに僕たちの肉体が持つ免疫反応であり、恒常性(常に一定の状態を保とうとする事)なので、それほど大げさな事でもありません。
例えば、転んでひざを擦りむいた際にも炎症は起こりますし、風邪を引いて熱を出す事も炎症の一種です。
本書の中には、そんな炎症を予防、根本からの治療をする方法がたくさん書かれています。しかも、どれも病院に行かずとも自宅や自宅周辺でできる事ばかりです。
一例が、近所を散歩する、という事ですね。最近だと、在宅ワークで一日中家にいる、という人もいらっしゃるかと思いますが、一日三十分程度の散歩を取り入れると、体調が改善するらしいです。
やはり、家の中にひきこもり切りだとよくないようですね。僕も、本書で書かれていた事を一つずつでも実践していき、長く元気に、いつまでも自分の足と頭で行動できるようでいたいものです。
それでは、また次回お会いしましょう。さようなら。