プラスアルファの本棚

僕の好きな事を勝手気ままに紹介します!youtueもやってます!


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2024-01-01から1年間の記事一覧

【君のお金は誰のため】ボスが教えてくれたお金の哲学と美学。

田内学著『君のお金は誰のため』 ― ― ― お金には価値がない。そう言われたら、みなさんならどう思ううだろうか。 僕がこの一文を読んだ時、正直に言って鼻で笑ってしまいました。お金には価値がない、という言葉に賛同できなかったからです。 お金には間違い…

【博士の愛した数式】たった80分しか記憶を保持できない数学者と一組の親子の物語。

小川洋子著『博士の愛した数式』 ― ― ― 一言で表すのなら、チョコレートクッキーの缶の中にあめ玉がひとつ転がり込んでいるようだ、とでも言えばいいのでしょうか。茶色に統一されたクッキー缶に鮮やかなあめ玉が入り込む事で、どことなく華やかさと親近感が…

【マッチングアプリの心理学】顔も声もわからない相手の心を見抜く技術

ミミ・ワインズバーグ著『マッチングアプリの心理学』 昨今、マッチングアプリで出会い、結婚に至るという話はもはやあたり前になりました。 けれど、そこには大きな落とし穴とたくさんの試練が待ち受けています。 本書は、著者のミミ・ワインズバーグ博士自…

【シャーロック・ホームズの凱旋】京都の街を駆けめぐる、ホームズ&ワトソンの冒険譚!

森見登美彦著【シャーロック・ホームズの凱旋】 シャーロック・ホームズといえば、誰もが知る希代の名探偵である。 そう断言してしまってもいいのではないかと僕は思っています。というか、それが世間一般の認識ではないでしょうか。 あまりホームズに馴染み…

【出版禁止 死刑囚の歌】悪意の連鎖が繋がり、悲劇の結末を迎えてしまう。

長江俊和著「出版禁止 死刑囚の歌」 あらすじ 二人の姉弟が殺された。その痛ましい児童殺害事件の犯人として一人のホームレスが逮捕され、死刑に処されることに。しかし、事件はそれで終わりではなかった。それから約二十年後、再び事件が起こる。その背景に…

【ペルソナ】誰にでも、心に闇を抱えている。そう、あなたにも。

中野信子著「ペルソナ」 概要 幼い頃から、他人と違うということに悩んできた。だからこそ、心のありようや脳の機能というものに興味を持つに至った。そう語る中野信子先生。脳科学者としての現在の先生を形作ったものはなんであるか。家族や友人と接する中…

【成瀬は天下を取りにいく】理解されない。そんなことは関係ない。青春は常に行動あるのみ!

宮島未菜著『成瀬は天下を取りにいく』 あらすじ コロナ過を生きる中学生、成瀬あかりは変わり者だった。常にひとりきりでいるのにもかかわらず、それを気にした様子もなく、自分の考えや行動を貫くのに躊躇のない性格で、大半のクラスメイトは彼女を遠巻き…

【父が息子に語る哲学の書】親が子に語り、子が親と語り合う哲学の話。

スコット・ハーショヴィッツ著『父が息子に語る壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書』 概要 哲学とは全ての知識の根底にある考え方である。けれど、長い歴史の中でもこれほど軽んじらている学問もないだろう。しかし、哲学を理解すれば、この世の見え方が180度変…

【コーヒーが覚めないうちに】過去は変えられない。それでも、変わるものが必ずある。

川口俊和著『コーヒーが覚めないうちに』 あらすじ 地下に店を構える喫茶店『フニクリフニクラ』。その店にはとあるひとつの噂があった。いわく、その店のある席に座ってコーヒーを飲むと、過去に戻れるらしい。嘘か真か定かではないそんな噂を頼りに、今日…

【スタートライン】未来の自分は、どんな姿をしていますか?

スタートライン 作者:喜多川泰 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon あらすじ 「夢」を語る時、人は何を語るのだろう。野球選手、作家、アーティスト……世の中には多種多様な「職業」が存在している。しかしそれらは、本当に「夢」と呼んでいいものだろ…

【梅咲きぬ】しゃんと背筋を伸ばして生きること。それが母の教えでした。

山本一力著 梅咲きぬ (文春文庫) あらすじ 江戸老舗料亭「江戸屋」の一人娘玉枝は、幼少の頃より厳しい教育を施されてきた。けれど、玉枝は母・秀弥の背中を見て育った玉枝はあこがれの母の背中に近付くため、必死に日々を送っていた。そんなある日、江戸屋…


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