クリスティー・シェン&ブライス・リヤン著『FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になるための究極メソッド』
概要
とある貧しい家庭に生まれ育った著者のクリスティー・シェンは、ごみの山が遊び場であると同時に仕事場でもあった。ごみの山の中からまだ使えそうなものを見付けては、売ったり、遊び道具を自作したりして過ごしていた。そんな彼女はそのような日々を振り返り、決して悲観したりせずに「あの日々があったからこそ、現在の自分がある」と語っています。この本庶は、そんな貧しい幼少時代を過ごした著者の考え方と行動をよく教えてくれる本になっています。本書の中にある行動を真似れば、きっと誰もがお金というものに対しての不安から解放される事でしょう。
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本書は、そのタイトルが示す通り、どうすればもっとも早く、お金やお金を稼ぐためにする嫌な仕事から解放されるかという、僕たちが日々頭を抱える問題を解決するための方法が書かれています。
本書は日本人が書いた物ではありません。ですので、本書の内容を全て真似したからといって、必ずしも著者のクリスティー・シェンさんのようになれるというものではありません。時代も違えば国も違う。スタートラインも人それぞれですし。
しかし、僕は本書を読んでいていて、思いました。
世間の言葉がどれほど悲観的であろうと、やはり日本に生まれたからには有利な立場にいるのだな、と。
特にFIREというゴールを目指すにあたって、日本ほど恵まれた国はないでしょう。
なぜなら、日本において大半の人は何らかの仕事を持っているからです。それは、例えばフリーターやアルバイトであるかもしれません。
けれども、著者のスタートラインであったごみの山を漁るというところと比べると、もはや天と地ほどの差があると言っても過言ではないのでは?と僕は思います。
仮に月収が10万円程度だったとしても、工夫次第では節約も可能ですし、インフラや格安でネットに繋がる環境も十分整備されています。
ごみの山を漁って暮らす必要など、きっとほとんどの人はないでしょう。
そして、現代ではきちんと契約されたスマホさえあれば、ネット証券口座を開く事も簡単にできるようになりました。現に僕もひとつ持っています。
そこから、割安な手数料で投資を開始する事ができます。
もし、この記事および本書を若くして読まれた方がいましたら、僕は羨ましく思います。
どんな環境(は言い過ぎかもしれませんが)にいたとしても、時間が手に入ります。
時間とは、やはり大きな要因になると僕は感じています。
30代より20代の方が、断然人生の時間は長いですし、20代より10代の方人生は長い。
本書をきっかけとして、お金や投資、税金に関する事。副業や企業に関する事。それらに留まらず、ありとあらゆる事を勉強する事。
言葉を選ばずに言えば、老人より若い人の方が、断然物事は有利に働くのだと思いますし、信じています。
この記事を書いている時点で、僕もまだ20代後半ですので、世間的には若者の部類ですが、正直なところを言えば、もっと早くFIREというものがあるのだという事を知りたかったと思いました。
もしあなたが、就職活動をしている学生さんなら、ぜひ全力で就職活動を頑張って下さい。そして、縁起でもない事をいうようですが、仮に失敗してしまったとしても悲観しないでください。
あなたも僕も、日本という恵まれた国に生まれ、そしてこの先の人生は長い。
時間さえ味方にできれば、僕たちはまだまだ、どんな事だってできるし、FIREというひとつのゴールに向かって走る事ができのですから。
今回はここまでにしたいと思います。もし、興味を持っていただけたという方がいましたら、下のAmazonリンクからぜひ購入してみてください。
それでは次回、お会いしましょう。さよなら。