世界の面白税金5選
日々、僕たちの暮らしの身近にあるものといえば何でしょう?お水?お金?食べ物に服に家に車に…まあとにかくたくさんありますよね?
そんな中でも、僕たちの暮らしに欠かせないのが〝税金〟です。税金はインフラの整備や医療費などの社会保障をみんなでお金を出し合い、維持していこうとする制度です。きちんとした運用がされていれば、誰も文句なく、税金を納める事でしょう。
日本でも、消費税や所得税など、身近なものからそうでないものまで、本当にたくさんの税金が存在します。来年にはサラリーマン増税や2023年にはインボイス制度など、新しい税制度が始まる事でも話題になっています(悪い意味で)。
そして、世界に目を向けてみると、面白い税金がたくさんあります。
今回はそんな、日本以外の国にあるユニークな税金を見ていきたいと思います。
その1.ソーダ税
正式には肥満税(fat tax)と呼ばれ、炭酸清涼飲料水などの肥満を増大させる飲食品に対して課せられる税金。
肥満大国のアメリカを始めとして、ルーマニアやイギリスなどもこの制度を導入しています。国によって課税対象は異なり、各国で呼び名は異なります。ポテトチップス税やジャンクフード税などと呼んでいる国もありますが、いずれにせよ目的は肥満の防止、縮小なのでその意味においては全てが肥満税といっていいでしょう。
その2.営業税
ドイツでは事業者に対して基本税率3,5%が課せられています。また、ドイツには「閉店法」と呼ばれる法律が存在し、小売店の閉店時間が法律により規定されています。ガソリンスタンド、薬局や駅などは異なりますが、基本的にはこの法律に則った営業をしているそうです。
また、コンビニなども元旦は10:00から18;00までの営業になってしまいます。日本だと暴動が起きそうな営業時間ですね。
その3.犬税
またまたドイツの税金のお話ですが、今度は犬税と呼ばれる税金についてです。
1810年から始まったとされるこの制度ですが、集められた税金は必ずしもペットのために使われるというわけではないようです。もちろん、ペットのためにも使われるのでしょうが、一般的な財源としての役割もあるようです。
この税制度のおかげで、無責任な飼い主が減り、きちんと責任感を持った人が可能な範囲で飼育するようになったと言われています。
その4.光るおもちゃ税
アメリカのウエストバージニア州が定める税金で、花火やおもちゃの銃など、他人を驚かす事を目的としたおもちゃに課せられる税金です。アメリカでは銃の所持が一般に認められているため、犯罪の防止のために導入されたと言われています。こんな事するくらいなら拳銃そのものを規制すればいいのに。
その5.入湯税
最後は日本の変わった税制です。こちらは温泉に入る際に課される税金で、市町村によって導入されています。基本的な税額は150円。なぜこんな事をしているのかは不明ですが、おそらくは財源の確保が目的なのでしょうか。
日本人は温泉が大好きな国民らしく、年間でおよそ200億円ほどの税収があるそうです。集まった税金は衛生管理や観光復興等に使われているらいしです。
最後に。
いかがでしたでしょうか。世界にはまだまだ「そんなものからも取るの!」と驚いてしまうような税金がたくさんあります。僕自身、ここに挙げた5つだけでもかなり驚かされました。こうした税制度が確実に日本に入ってくるとは限りませんが、できる事なら入ってきてほしくないですね。Twitterなんかでは独身税の噂も流れていたようなので、今後の政府の動向を厳しく監視する必要がありますね。