現在、グーグルを始めとして多くのトップ企業が自動運転車の開発に力を注いでいます。それにより、自動運転車の性能はまさに日進月歩と言っていいほどの成長を見せています。
更に、今後はAIの普及、発達に伴い、自動運転車の性能や制度は指数関数的に改善されていくでしょう。
そして、そんなAIによって代替されるのが運送やタクシー業の人々です。
日本に的を絞っただけでも、クロネコヤマト、サガワなど、大手の運送業者がいくつかあります。そしてその全てが自動運転を採用するようになるというのは、もはや疑いようのない未来でしょう。
なぜなら、そちらの方がコスト的な面でも安全性の面でもより信頼できるようになるからだと誰もが考えていくからです。
人間は適度に休憩を取らなくてはいけません。ですが、AIにはそれが必要ない。人間はその時の体調のよし悪しや機嫌のいい悪いに左右されて、運転のクオリティの上下がありますがAIにはそれがない。
また、AIの優れた点としてはサボるという発想がない。不満を口にする事もなく、ただ黙々と仕事をこなしてくれる。
これらの面でも、AIは優れているという事がお分かりいただけるとおもいます。
AIが普及し、一般家庭にまで百パーセント入り込めば、渋滞が起きる可能性や重大な事故や事件などが全くない世の中が実現できるでしょう。
想像してみてください。全ての車両が等間隔に適切に車間距離を取り、1秒の乱れもなく進んでいく様子を。常に道路状況を把握し、歩行者や動物、障害物の位置情報などを前後の全く違う車種の車と相互にやり取りして、最短ルートを選択していく様子を。
素晴らしい光景だと僕は思います。そこに事故や渋滞といった従来の問題の入り込む余地はありません。
子供が飛び出したと判断すれば、前後の全ての車両にその情報が転送されてぴたりと止まれますし、荷物の配送であれば道路状況が悪化するというのはほとんど起こらないでしょうから、予定時間ぴったりで荷物を受け取る事ができます。
そして何より、極めつけに僕が楽しみにしている事は自動運転によってそもそも運転する必要がなくなるという事です。
未来では車は自転車と同じように、免許証を持った人間だけが乗りこなせる代物ではなくなっています。老人だろうと子供だろうと、乗り込んで目的地を告げるだけで、後は最短距離で目的地まで運んでくれるのですから。
ただ、いくつか懸念材料を上げるとするなら、故意に事故を起こす人間の可能性でしょうか。
僕はその可能性はほとんどないと思っていますが、それでもある種の特殊スキルを持った人間が現れ、意図的に事故を誘発して憎々しいあいつを…と考えるかもしれません。
しかしそれも、おそらくはないだろうと思います。
なぜなら、人は悪意や憎悪によって血流やホルモン、その他の生物学的な反応を見せるからです。
そしてより高次なAIになれば、そうした生化学的な面から搭乗者の殺意を読み取れるAIが生まれるでしょう。
まだまだ、AIや自動運転は僕達の生活のほんの一部でしかありませんが、これから先、どんどんと不可欠なものになってくだろうと思います。
そうなった時、果たして僕達はどんな世界に暮らす事になるのか。まさにわくわくが止まらないとはこのことですね。
今後も、引き続きAIや技術の発展に伴ってこんな事が起こるのでは?という予測を立てていきたいと思います。
それではまた、次回にお会いしましょう!