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【書評】人類が逝きつく未来とは…。レイ・カーツワイル『シンギュラリティは近い』

こんにちはこんばんは。プラスアルファでございます。

 

というわけで、今回も一冊読み終えましたのでご紹介させていただきます。

 

今回ご紹介するのはこちら。

 

レイ・カーツワイル著『シンギュラリティは近い』です。

 

2045年、人類はそれまでのくびきから解き放たれ、新たな境地へと至る。そこにはヒトを人たらしめているものは存在せず、生命と非生命の境界は曖昧になり、テクノロジーとの融合が果たされる。

 

アメリカに本社を置くグーグルの技術開発部門責任者を務めるカーツワイル。彼が語る人類の未来とは。

 

〝本書が描くのは、ほぼ誰も知らなかった新しいアイデアだ。しかも知れは、人類が考え得る最大級のアイデア―つまり〈シンギュラリティ〉で、過去何百年の間に起こったすべての変化を、次のたった5分が量がするというものだ。〟ケヴィン・ケリー帯より抜粋。

 

本書は全6章から構成されていて、第1章6つのエポック、第2章テクノロジー進化の理論、第3章人間の脳のコンピューティング能力を実現する、第4章人間の知能のソフトウェアを実現する、第5章衝撃…、第6章わたしは技術特異点論者だ、となっています。

 

それでは、ひとつづつ軽く内容を見ていきましょうお。

 

まず、第1章6つのエポック。この章では人類が道具を使い出す旧石器時代にまで話を遡り、歴史の中でテクノロジー(ここで言うテクノロジーとは狩猟の道具や農耕のための農具、戦争で使われる武器などを差す)の進化の過程と速度をおおまかに見ていきました。

 

人類が道具を手にしてから中世の産業革命以前まで、テクノロジーの発展はほぼ横ばいに近い状態で、遅々とした歩みを見せていました。産業革命以後も、自動化機械などの登場により確かにそれまでよりも技術発展のペースは上がりましたが、それでも現在と比べると鈍重と言わざるを得ません。

 

そんな古代、中世と比べ、現代のテクノロジーの進化は日進月歩どころか毎分、いや毎秒進化を遂げていると言っても過言ではないでしょう。

指数関数的な成長曲線を描いている、とカーツワイルは言います。

 

第2章では収束加速の法則やムーアの法則などを取り上げ、なぜテクノロジーは進化するのか、その先に何があるのかを論じていました。

 

第3章では、人間の脳の能力の再現という部分にスポットを当て、語られています。今日では囲碁や将棋、チェスなどでプロのプレイヤーと十分以上に戦えるAIが存在しています。

 

第4章では、人間の脳のリバースエンジニアリング。つまり人間の脳を人工的に作り出し、そこにわれわれの脳が行うことができるあらゆる能力を作り出すというものについてです。

 

第5章では、われわれの体のこと、寿命や知能、創造性など、現在のわれわれが10年、20年先の未来ではどんな姿や能力を持っているのかを予想しています。そこでは人は生命的な限界を超えるとされています。

 

そして最後の第6章では、技術特異点論者(シンギュラリタリアン)という新たな思想を持つカーツワイルと、本書を読んだわれわれのお話です。

 

と、こんな感じでざっくりとご紹介してきました。いかがでしたでしょうか?

 

人類は地球から脱し、宇宙に生活圏を求めるという話もありました。まさしくガンダムやマクロスの世界ですね。そうしたSFの世界のことが現実になりつつあるというのはわくわくする気持ちと同時に、どこか恐ろしいような気もします。

 

カーツワイルが唱えたシンギュラリティの到達まであと25年。きっと僕たちは生きたままシンギュラリティがどういうものかを目の当たりにすることができます。

 

その時、人類はどんな形をとっているのでしょう?

 

よかったらぜひ本書を読んでみてください。他にもYouTubeやTwitterもやってますのでそちらもぜひ、見てみてください。

 

それではまた、次回お会いしましょう。さよなら。

 


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