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【書評】悪用厳禁!相手からイエスを引き出したい人のための一冊!

人を意のままに操る方法を知りたくはありませんか?今回は、そんな人のピッタリの一冊をご紹介します。

承諾誘導の専門家が好んで使うテクニックを掲載したのがこちらです。

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言わずと知れた名著。『影響力の武器』です。かなり分厚い本になるので、ちょっと手を出しにくい、という人が大勢いる本ですが、実はかなりいい事がたくさん書かれています。

 

そこで今回はこちらの『影響力の武器』の中から三つほど、今スグにでも使える方法をご紹介したいと思います。本文を読んで、興味を持たれたという方がいましたら、ぜひお手に取ってみてください。

 

では早速、本題に入りましょう。

 

本書はプロのセールスマンなど、相手からイエスを引き出す事に長けた人たちが使う技術、いわゆる承諾誘導の玄人が好んで使うテクニックをたくさん掲載した本になります。

 

影響力の武器①

一貫性の原理

人は自分の行い、行動に一貫性を持たせたいと思う生き物いです。

どういう事かというと、まずは何でもいいので相手にイエスと言わせましょう。

 

「今日はいい天気ですね」

と言ったなら、本当にいい天気だった場合は

 

「そうですね」

と頷いてくれるはずです。そして、次にもう一度、今度は自分がお願いしたい事に関連した事でイエスと言わせましょう。

 

ここまでくれば、相手があなたの頼みを聞き入れてくれる可能性はぐんと高まります。なので、本命の頼み事を思い切ってお願いしましょう。そうすれば、あなたは相手を意のままに操れるでしょう!(効果を保証するものではありません)

 

影響力の武器②

断られたら譲歩法

上記のやり方でも、時と場合によっては断られる場合があります。そんな時は断られたら譲歩法を使いましょう。

 

「○○をお願いしたいんですけど」

 

「すみません、それは遠慮したいです…」

 

「わかりました。では代わりにこれをお願いできないでしょうか?」

 

こんな具合です。

一度断っている事によって相手はこちらに対して大なり小なり罪悪感を抱いています。この罪悪感というのはなかなかの曲者で、誰もが解消したいと思っている事でもあります。

そこで、ひとつ目のお願いを断られたらすかさずふたつ目のお願いをしましょう。要するに罪悪感に付け込むわけですね。

そうすると相手は断った罪悪感を解消するチャンスを得たわけですから、ふたつ目のあなたのお願いを聞き入れてくれる可能性は飛躍的に上昇します。

影響力の武器③

社会的証明の原理

これは簡単に言ってしまうと「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という事ですね。

要するに多数派の意見は正しいと思い込む心理傾向です。

あなたも経験はありませんか?初めて入った飲食店で食べ方のわからない海外発祥の料理を食べた事は。その際、周りを見て同じ料理を食べている人を探した事があると思います。

 

「あの人はああいう食べ方をしているから、この料理はああして食べるんだな」

 

という具合に他者を参考にして自分の行動や意見を決めてしまうがありますよね。

しかしこれは、大体の場合においては正しい方法や結論へと導いてくれますが、時と場合によってはあなたに不利益をもたらしかねない危険な心理傾向です。

 

例えば、

 

「青汁を愛飲している消費者の声」

 

「このサプリを使った人の多くが痩せた!」

 

「行列のできるラーメン屋」

 

など。数え上げればきりがありませんが、これらはみな社会的証明の原理を応用したマーケティング戦略だと言えます。

もちろん、これらがみな詐欺まがいの行為を働いているという事ではありあません。多くの企業や店舗はお客様に対して誠実に、よりよいものを提供しようと日々努力を重ねています。

しかし中には、できるだけコストを抑え、僕達からお金を搾り取ろうとしている場合があります。そうしたずる賢い人達もいる事は事実です。

そんな人達、企業の意のままに操られないように、僕達も日々知識を蓄えておく必要があります。

 

『影響力の武器』は長い間読み継がれてきた名著であり、僕達の心理傾向をわかりやすく伝えてくれています。

もしもあなたの身の回りの誰かが影響力の武器を使われていたとしたら、きっとこの本はその人の助けになるでしょう。

ぜひ、正しい知識を身に付け、自身と大切な人を守るために使って欲しいと思います。

ではまた、別の記事でお会いしましょう。それではっ。


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