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DETROIT BECOME HUMANを終えての感想。

 PS4ゲーム、DETROIT BECOME HUMANを先日プレイし終えました。ドラマチックな展開の連続ですごくおもしろかったです。アンドロイドと人間の関係をめぐる物語は多くの人に感動を与える事でしょう。

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 というわけで、先日無事?ストーリーの一週目を終えたこちらのゲームの感想をつらつらと語っていきたいと思います。

 

 広大な世界観。

 舞台は2032年のアメリカ、デトロイト市。近未来が舞台という事で、現実のデトロイト市より若干重厚な感じに仕上がっています。そこではロボットの生産技術の向上からたくさんのアンドロイドを安価に作り出せるようになっていました。人とアンドロイドがともに生活する姿は、なんと言っても近未来を舞台にしたSF作品らしい、夢のある光景だと思います。

 主人公はサイバーライフで作り出された高性能アンドロイド、コナー。介護用アンドロイドのマーカス。家事全般が得意なアンドロイド、カーラ。彼ら三人を主役に据えて、物語は進行していきます。

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※コナー

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※マーカス

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※カーラ

 デトロイト市で起こる様々な事件。

 ある日、デトロイト市内のマンションで事件が発生します。育児用のアンドロイドがシステムエラーを起こし、今まで面倒を見ていた少女を人質にする、という事件です。拳銃を突き付けられ、怯える少女を助けるため、コナーが交渉人としてそのアンドロイドと対峙します。結果としてその少女は助かるのですが、件のアンドロイドとコナーは死んでしまうのです。ここは普通に僕の選択ミスでした。もっとうまくやれていれば、コナーは死なずに済んだかもしれないのに。

 続いて、マーカスの身に起こったのは、アンドロイドに仕事を奪われたと主張する失業者のデモ集会に鉢合わせてしまった事です。画家である主人のために絵の具の受け取りに行った帰りに、集会中だった失業者と鉢合わせてしまったのです。暴力を受けるマーカス。しかし、抵抗できない。このあたりは、ロボット工学三原則を遵守しているのだと思いました。我慢するしかないマーカスの下に、やっとの事で警官が到着します。そこでようやく、マーカスはいわれのない暴力から解放されました。

 アンドロイド専門の店に修理に出されていたカーラ。購入者のトッドによって引き取られ、再び家事をこなします。しかしカーラが戻ったその家は、父と娘の二人暮らしでした。まだ幼い娘のアリスはトッドを恐れ、怯えています。その理由はトッドの暴力にありました。トッドは酒と薬物におぼれ、カーラだけではなく娘のアリスにまで手を挙げていたのです。アンドロイドとしてどうする事も出来ないカーラ。しかしアリスを守ってあげたい。彼女の中に葛藤が生まれます。

 アンドロイドと人間の物語。

 DETROIT BECOME HUMANはアンドロイドと人間の関係性をめぐる物語です。人工知能により学習を繰り返し、知性を手に入れたアンドロイド。彼らを同じ知的生命体として受け入れるか否か。人間側にそれが問われます。

 僕の個人的な意見としては、やはりアンドロイド…つまり機械は機械として使うのが一番いい気がします。下手に知性を与えてしまうと、やはり苦悩する事にもなりますし。ゲームの中でも、おそらくコナーが一番そのような葛藤を抱えていたと思います。マーカスやカーラももちろんですが。

 何より、人間側がそれを受け入れたくはないでしょう。今まで便利な機械、道具としてしか見なしていなかったものが、ある日突然「自分たちには命がある」と主張してくるのです。予想外過ぎて不安にもなるだろうと思います。僕だったら…たぶんすぐには受け入れられないでしょう。アンドロイドと一緒に過ごしてみたいと思う気持ちはある反面、実際にそういう立場になった時に柔軟に対応できるか不安ですね。

決してフィクションの中の話ではない。

 現在、世界中で人工知能、AIの開発が進んでいます。今はまだ幼児以下の知能しかないようですが、近い将来、コナーたちのような高性能なAIを安価に作り出せる未来が訪れるかもしれません。そうなったら、僕たちはゲーム中のデトロイト市民のように選択を迫られる事もあるでしょう。

 そんな時のために備え、自分なりの答を用意しておく事も大切なのではないかと思います。

最期に。

 迫力満点のカメラワークにドラマチックな展開の数々。何より、ストーリーが素晴らしかったです。操作については僕がかなり下手くそなので、バッドエンドになってしまいましたが、マルチエンド採用型なので、選択支次第ではたくさんのエンディングがみられるらしいです。ぜひ、プレイしてみてください。また、プレイした事があるという人は感想など聞かせてください。それではまたお会いしましょう!


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