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年間8000社以上が倒産!厳しい状況に立たされる中小企業!!

 若者の貧困化、非正規雇用者の増加など、働く現役世代を取り巻く環境は悪い方向へと向かっています。それは、例え一流企業に就職しても同じ事です。

 今の時代、一流企業に就職する事は安心につながりません。それどころか、一流企業に勤める事が逆にリスクになる事もあります。

purasuarufainburogu.hatenablog.com

 今回はそんな、企業戦士に向けた内容をお送りしたいと思います。

 さて、昨今の企業、特に中小企業の倒産数はどれくらいかご存知でしょうか?そう、8000社以上です。これは東京商工リサーチによる調査で〝毎年8000社以上の中小企業が倒産している〟というのが現在の状況です。

 

新規事業の平均寿命は約20年!

 毎年、様々な会社が立ち上がり、そして消えていきます。日本の中小企業の平均寿命は約20年といわれています。例えば22歳で入社したら、44歳の時には会社がつぶれている計算ですね。もちろん、これはあくまで平均値なので、実際にはもっと長く生き延びる会社もあります。その反面、なくなってしまう会社もあるわけですが。

 日本の一部上場企業は全体の1%未満に過ぎないと言われています。残りの99%はやはり中小企業という事になりますね。ほとんどは体力のない中小企業という事になります。その要因のひとつには、やはり「人材の問題」があるようです。

深刻化する大企業と中小企業の「採用格差」。

 採用格差、という言葉を聞いた事があるでしょうか。おそらく、あまり耳慣れない言葉だと思います。

 大企業の場合だと、仮に新卒の若者を採用したとしても、十分な研修や教育をするための投資を行う事が可能ですが、中小企業の場合、ほとんどは資金に余裕がないのが現実でしょう。そこで、中小企業が求めるのは即戦力となる人材という事で、中途採用が多くを締めるようになります。別の問題点として、若い人は一人前になると独立を考えるようになる、という事が挙げられます。

 これはあくまでも僕の個人的な想像ですが、大企業にしろ中小企業にしろ、そこで働こうという意思のある人の中には、ゆくゆくは自分が経営者になる事を夢見ている人もいる事でしょう。だからこそ、一度技術や知識を吸収したら独立してしまうのだと思います。そして、中小企業の場合、若者が去ってしまう事がそのままダイレクトに業績に影響してしまうのではないかと考えるわけです。

 だからこそ、中小企業が倒産する原因はここにあるのではと僕は思います。

たった一人の〝エース〟に頼り切り。

 多くの企業、特に接客業、サービス業、飲食業などは個人にスキルや技術、知識やノウハウや人脈などが集中しがちです。そんな優秀なたった一人の個人に頼り切りだと、いざその人がいなくなってしまった時には経営が傾いてしまうでしょう。

 個人にスキルや知識が集まってしまうと、リスクが大きく経営が傾いてしまいます。その事もまた、中小企業が倒産する原因となってしまうのだと思われます。

 投資の世界でもあるように、やはり一極集中型は危険だという事でしょう。スキルを分散させ、せめてノウハウくらいは会社全体で所有できるような態勢を作っておくという事が大切なようです。

市場の〝ニーズ〟を掴み切れない。

 企業が倒産する理由としては、業績の悪化や人材不足などがあげられます。が、それらの大本となるのがやはり時代のニーズにそぐわない経営をしている事が真っ先にあげられるでしょう。

 現代は光の速さで変化を続ける時代だとも言われています。一ヶ月前まではブームだったものが全く別の物に変わっていたり、人気だった芸人が一年後には影も形も見えなくなったりといった事が起こる時代です。

 それは何もタレントなどに限った話ではなく、一般的な企業にも当てはまる事です。

 例えば、食パンひとつをとってみても、全粒粉や米粉のパンなど、数年前には名前すら聞かなかったようなものが次々に出てきています。

 もちろん、ずっと変わらず愛されているものや変化のしようがないものもあるでしょう。ですが、大抵の物は変化をしないと今の時代には合わなくなってしまっています。

 変化とはつまりライフスタイルと需要が移り変わったという事です。そのあたりをキチンと見定め、正しく予測できるかが今後、企業が生き残るための鍵となるのではないでしょうか。

 最後に。

 毎年多くの企業が倒産しているというニュースを聞いて、びっくりしました。そもそもそれほどたくさんの人が企業しているのだという事がまず驚きだったし、何よりその半数以上が存在すら危うくなっているとはこのニュースを知るまでついぞ考える事もしませんでした。

 今の時代、ネット通販が主流となり、多くのスーパーマーケットや小売店でも宅配サービスを開始しています。そうした中で、光の速さで変わっていく市場のニーズをつかむ事はかなり至難の業でしょう。それでも、たくましく生き残っている中小企業の経営者もいらっしゃいます。そういう人には、是非これからも頑張ってほしいなとおもいますね。


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