プラスアルファの本棚

僕の好きな事を勝手気ままに紹介します!youtueもやってます!


スポンサードリンク

【火星の人】取り残されたのは、人の住むことができない火星でのサバイバルを生き残れ!

アンディ・ウィアー著『火星の人』

 

あらすじ

宇宙船アレス3のミッション中、一人火星に取り残されてしまったマーク・ワトニー。アメリカ全土が彼の生存を絶望視する中、ワトニーは生き残りに向けて持てる限りの資材と資源、そして知恵と勇気を持って火星の厳しい大地に挑んでいく。果たしてワトニーは無事生き残り、地球への帰還を果たす事ができるのか。

 

 

本書『火星の人』は映画『オデッセイ』の原作小説です。が、僕は残念ながら映画を見た事がありません。

 

おそらく、多くの人が映画『オデッセイ』をきっかけとしてこの作品を知る事になったと思います。特に日本だと。

 

僕は『オデッセイ』を見た事はありませんが、火星に取り残された男の映画がある事は知っていました。

 

今回、『火星の人』を読むにあたって、そうした事情から比較的フレッシュなままページをめくる事ができたのではないかと思います。

 

本書の始まりは割合ショッキングなものでした。主人公のマーク・ワトニーはいわゆる宇宙服に穴が開いてしまい、更には大怪我を負った状態で火星という荒涼とした惑星に取り残されてしまいます。僕だったら、そんなの堪えられないかもしれない。

 

けれど、ワトニーは冷静でした。冷静に状況を分析して、何を行うべきかを判断し、それを実行していきます。さすがは訓練を積んだ宇宙飛行士です。

 

さて、具体的なワトニーの火星でのライフスタイルについては本編を読んでいただくとして。

 

やはり宇宙飛行士ともなると頭もよく、精神性も一般人とは乖離しているもののようです。(もちろん誉め言葉ですよ?)

 

本書の中ではアレス3などを始めとして、割と難しい用語のようなものが登場しますが、僕の感想としては、それほど身構える必要はないかと思います。確かに宇宙に関する知識やNASAについてなど、知っていた方がいい事はありますが、知らなかったとしても十分に楽しめます。もちろん、知っていたらもっともっと楽しめたでしょうけれど。

 

要するに、ワトニーの艱難辛苦を乗り越える姿を見つつ、火星で遭難してしまった時の対処法を学んで行けばいいのです笑。

 

さて、本書の楽しみ方の一つとして、ワトニーの物語はもちろん、火星や宇宙探査についても少しだけ知れる、という事があると思います。

 

例えば、アキダリア平原と呼ばれる地形が火星にはある、などです。他にも、宇宙探査や火星について、魅力的な単語が数多く登場するので、そういった部分も興味をそそられる箇所かなと思います。

 

もし、そうしたところに興味が湧いたら、火星に行く事はできなくとも、調べてみるくらいの事はしてしまいそうですね。

 

さて、今回はここまでにしたいと思います。もし本書に興味を持っていただけた、という人がいましたら、ぜひ購入して読んでみてください。

 

それではまた、次回にお会いしましょう。さようなら。


スポンサードリンク