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大手企業に勤める45歳以上の人々に赤信号!!キリンが大規模リストラ!?

 大手飲料メーカーのキリンが45歳以上を対象として大量のリストラをするというのが話題になっています。これはリストラというよりは「早期退職」といった体で行われ、高額な退職金も出るという一見するとかなり優しい施策になっています。しかしその目的は人員の整理であり、会社全体の合理化だとも言われていますね。

 あくまで希望制で社内募集をかけ、希望者には退職金を支払い退社してもらうといった内容のようです。この施策には、ライバル社のアサヒを始め、多くの大手企業が驚きをあらわにしています。

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 なぜ、キリンはこのような施策に着手したのでしょうか。巷でまことしやかに囁かれている噂を交えて、考えていきましょう。

そもそもキリンってどんな会社?

 キリングループはキリンホールディングス(キリンHD)とキリンビールからなる飲料品メーカーで1907年に創業(昭和40年に設立され、2007年に麒麟麦酒株式会社から照合変更)。3万人を超える従業員を抱える日本でもトップクラスの大企業です。

 主な商品としては「麒麟一番搾り」や「氷結」などの発泡酒午後ティーの愛称で知られる「午後の紅茶」などがあります。

 業績は決して悪くなく、むしろすこぶる好調だったようです。しかしなぜ、キリンはこのような決断に至ったのでしょうか?そのヒントはバブル時代にあるようです。

バブル入社組の〝間引き〟か?

 45歳以上といえば、日本がまだバブルと呼ばれる時代に社会人になった人々が多いようです。僕は生まれてからこの方、バブルなんて言葉とは縁遠い人生でした。教科書やテレビの中だけのできごとだったのです。

 そのバブル時代から数十年。世の中は不況の波にさらされています。現在は業績良好なキリングループといえど、いつ経営が傾くかわかりません。そこで、人員の整理をしようと考えても何ら不思議な事はないでしょう。

 ではなぜバブル組だったのかというと、45歳以上のバブル入社組の中には部下を持たない役職者が多数いたためです。更に昇進の意欲もなく、ただだらだらと毎日会社に遊びに来ているような状態のオジサンたちがたくさんいたわけですね。

 現在、日本のほとんどの企業は個人の能力に関わりなく、一定の金額を給料として支払う事になっています。仕事ができない人でもできる人でも、意欲的でもそうでなくても、同じ会社に就職して同じ時間だけ机に座っていれば同じだけ給料がもらえるわけです。

 それは給料面だけではなく、昇進や昇給の面でも同じです。仕事ができる、能力のあるなしに関わらず、年齢が上だから、長く会社にいたからといった理由のみで昇給や昇進を果たす人が多くいました。

 人間は基本的に働きたくないと思う生き物です。何もしなくても給料がもらえるのなら何もしない。そうして無駄に年をとったオジサンたちが偉そうに優秀な若者を使いつぶす。そんな事が日常的に起こっていたのです。なぜならそちらの方が楽だし特だから。

 しかし今回のキリンの決断はそれまでの不公平な年功序列型の日本の経営形態に待ったをかける事になりそうです。仕事のできない老人より、意欲も能力もある若者にチャンスを与えた方が会社としても合理的だと判断したのでしょう。

ここから始まる、日本企業の改革の波。

 キリンのこうした英断をきっかけに、日本の大手企業が次々に同じような「早期退職」を促していく事でしょう。そうする事で、自社の繁栄が望めるのなら、合理的な判断に基づいて社員の首を切る企業が増えてきそうです。その呼び水になる事を願っています。

 もしこうした決断をするのなら、なるべく早い方がいいでしょう。それというのも、景気はどんどんと下向いていき、消費は抑えられていく事が予想されるからです。別の記事で振れようとも思っていますが、2020年からはサラリーマン増税なるものが実施されてしまうという噂もりますし。会社経営は今後ますます厳しくなっていく事でしょう。

 ともかく、買い物以外での出費(搾取ともいう)が増える事がほぼ8割方決まっている状態なので、今後更に生活を切り詰めていく必要があるでしょう。その最中での「早期退職」です。おそらく会社以外の場所で使えるスキルを持たないこうした45歳以上のオジサンたちはかなり苦労する事になると思います。

 これからはこうした波が全国に波及していく事と思います。終身雇用が崩壊して久しいと言われる現代ですが、それに加えいつリストラの憂き目に遭うかわからないとなれば、正社員でいるメリットとは一体…?

 大手企業に就職を目指す事が悪い事だとは言いません。必ずしもその企業が倒産すると決まったわけではありませんから。しかし、もし倒産やリストラに遭ったら?と考え、会社以外の場所でも使えるスキルを育てていく事が重症になってきます。つまりは勉強が大事だという事です。

最後に。

 かなりショッキングな話題だったと思います。長年勤めていた会社から突然「辞めないか?」と言われる事になろうとは夢にも思わなかったでしょう。しかし、本来なら能力に応じた実力主義こそが正しい事のはずなので、これはこれで正解だとも言えます。ここから、日本が老人中心の社会から若者中心の社会へと変わっていってくれる事を切に願います。


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