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言葉と文章が持つ人生を豊かにする力

 今日はいい一日になりそうだ。何だか気分もいい。素敵な出会いが待っているぞ!

 …さて、この一文を見て、みなさんはどう感じられましたか?

 さてはすっきり目覚めたな、いい睡眠が取れたな、などなど、割と肯定的な意見の方が多かったのではないでしょうか?逆になんだこいつ?どうして突然そんな事を言い出すんだ。馬鹿なんじゃないの?などと、否定的な事を感じた人は少数派だと思います。

 もしも前者のように肯定的な意見を思っていただけたのなら、僕の目論見は成功です。思わず喜んでしまうところでした。べ、別に全然嬉しくなんかないんだからね!

 まあそれは置いておいて。なぜ突然こんな事を言い出したのかと言えば、今回のテーマは〝文章を書く〟だからです。

 文章なんて誰でも書けるでしょ、と思ったそこのあなた。ちょっと待ってください。確かに、文章は日本語や外国語を問わず、母国語を不自由のない程度学んでいれば書く事は可能です。ですが、きちんと自分の言いたい事、感情を伝えたれる文章を書ける人はわずかなのです。文章をちゃんと書けるようになると日々の色んな場面であなたを助けてくれるでしょう。

 例えばビジネスの場で。プレゼンでの資料作りや報告書を書いたり。

 はたまた学校で。作文を書いたりはもちろん、メールやラインを送ったり。

 ちょっと変わったところでは、口頭で自分の今の感情を言い表す事ができるようになったり。

 文章を書く訓練というのは、僕たちの生活の中の様々な場面で必要になってきます。なので、文章を書くコツというと大げさですが、自分の心の中を表現する方法を知っておくだけでも、かなり違ってくると思います。

 そんなわけで、さっさと本題にいってみましょう。言葉を操れるようになると、人生がかなり好転しますよ。

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 どうして文章を上手に書けるようになるといいのだろう?

自分の気持ちをちゃんと言葉にできる事で心理的に楽になれる。

 テクニックを知る前に、まずは文章を書けるようになる事で僕たちの身に起こるメリットをご紹介しましょう。自分の気持ち、行動などを文字に起こしたり、言葉にしたりできるようになるだけで、日頃感じているストレスは大幅に軽減されます。ぜひこの事を覚えておきましょう。

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一日にあった嫌な事を書き出す。

 夜寝る前などに、その日一日にあった事を紙に書き出してみましょう。そうする事で、自分の中にあるもやもやとした気持ちを客観視する事ができます。

 客観視する事で一歩引いた状態で自分の気持ちを見つめる事ができます。幽体離脱して、頭の上から紙とペンを持っている自分を俯瞰しているイメージでしょうか?その状態を作る事で、今自分は怒っているんだな、と客観視してる自分が感じるわけです。

 自分自身は怒っているんだな、と俯瞰している自分が思えるだけで、かなり冷静な気持ちになれます。そうする事で胸の中のもやもやが解消されます。

 仕事や学校でのストレスは多くの場合、自覚はなくても持続します。それが翌日まで続いたり、家族や恋人に悪影響を与えたりするのは困りますよね。なので紙やノート、スマホのメモ機能に明確な言葉として書き出すだけで、そのストレスを和らげる事ができるのです。これを専門用語で筆記開示といいます。

 しかしこの時、ただ「怒ってる」「悲しんでいる」などと書くだけでは効果は薄いです。もちろん、これだけでもそれなりの効果はありますが、もっと明確に文章で表せるようになるとより筆記開示の効果を実感できるでしょう。

 例えば「今日は上司から怒られていらいらする。こちらはちゃんと言われた通りに作業をしたのだから、原因はあのハゲの指示の仕方が悪かったんだろう」「先生が悲しそうでこちらも悲しい気持ちになった。飼っていた愛犬が老衰で亡くなってしまったらしい」など、より具体的に書けるようになると更にこのテクニックの使い方が素晴らしいものになるでしょう。

ボキャブラリーを増やす事で負の感情を受け流しやすくなる。

 さて、言葉の力とは筆記開示だけに留まりません。筆記開示の場合は「怒っている」と感じてから、紙やスマホのメモに書き出すまでにタイムラグが生じます。この間にも、嫌だった事を思い出してフラストレーションが溜まっていくでしょう。

 そこで重要なのが、言葉を頭の中で文章に置き換える能力です。これは別に声に出したり、何かに書いたりする必要はありません。自分の頭の中で今はこんな感情を抱いている、という事が意識できればそれで十分です。

 方法としては、例えば取引先から帰り際に〝余計な一言〟を言われたとします。

「それにしても、君も新入社員の頃と比べると頭頂部が薄くなってきたね。ははは」

 みたいな感じで。取引内容とは一切関係なく、怒ったり反論したりしてもよさそうだと感じますよね。しかし何が原因で取引が中止になるかわからない。会社の上司や同僚らに迷惑をかけるかもしれないとぐっと我慢して、相手の見えないところで愚痴をこぼす、なんて事はよくある事かもしれません。

 ここで、今まさにご紹介している方法を試してみてください。

 先のような事を言われたら

「僕は今、取引先の人の余計な一言に苛立っているな。この憤りはこのデブが考えなしに発言したせいだ。つまりこの怒りは僕のせいじゃない」

 こんな感じです。うまく伝わっているでしょうか?

 つまり、その時に感じた感情、状況を複数の言葉で分析する事で、これもまた自分を客観視できます。自分の事だと冷静になるのは難しいですが、他人の事として見れるようになればだいぶ気が楽になりますよ。

人の悪口は言わない。言うのなら井戸の中に。

 人の悪口を言ってはいけません!などと言われて育てられてきた人は多いのではないでしょうか?僕もその一人です。

 けれども、人生のおいて人の悪口を言わない、不満を口にしないまでも、抱かないといった事はほぼ不可能に近い所業です。悟りを開いた修行僧のような心を持たなくてはいけません。

 しかし僕たちは別に出家したいと思っているわけではありません。どうしても人間関係に疲れたら、そうしてみるのもひとつの手かもしれませんが。

 そんな事はできないよ、という人が大多数でしょう。僕だってその一人ですから。

 しかしそうは言ってみたところで、上記の悩みはなくなりません。

 嫌な先輩や上司、先生、近所のおばちゃん。人間関係の悩みは尽きる事はありませんよね。自殺の主な原因はやはり人間関係のストレスです。嫌味のひとつも言いたくなる事だってあります。

 そんな時に試してみてほしいのが、やはり文章や自分の言葉として外に出してしまう、という事です。

 よく夕暮れの海に向かって「馬鹿やろー!」と叫ぶシーンありますよね。まさにアレです。あれをもうちょっと具体的な言葉で表せるようになると最高ですね。

 話が逸れてしまいました。戻しましょう。

 悪口を言うと、それだけで心証が悪くなります。特に愚痴を聞く方はいい気分がしません。そして人間は直接何かを伝えられるよりも「〇〇さんがこう言ってたよ」のように第三者から伝えられる方が印象に残りやすいです。これが褒めていた場合は好感度が上がったりするのですが、悪口を言ってしまっていたりするとお互いの溝は深まるばかりでしょう。

 などと、こんな解説をつらつらと書いたところで事実悪態をつきたくなる人がいるのは事実です。僕だってパッと思い浮かぶだけで2,3人はいます。

 そんな時は、やはり筆記開示の出番です。なぜその人といると不快な気分になるのか、どうしてその人の事が嫌いなのかを書き出していきます。

 そうすると冷静な気持ちで事実と向き合えるので、自然と対応策を考えるようになります。それはその人に近付かないようにしよう、という事かもしれませんし、はたまたもっと別の心理的な対策かもしれません。

 いずれにせよ、具体的に言葉にできる事によって解決の糸口が見つかるのです。

 王様の耳はロバの耳、ではりませんが、言いたい事が言えない状況ではそういった対策を行っていく必要があります。一番の対策はやはり根底にある原因を取り除く事です。が、それが難しい事もあるでしょう。

 そんな時は、この方法を試してみてください。ただし、他人に見つからないようにしないと先ほど言ったように「〇〇さんが~」となりかねませんのでご注意を。

作文における大原則とは?

文頭は空ける、句読点を付ける、以外に注意しておきたい事。

 出だしでぐっと相手の心を掴む。

 さて、この記事では言葉の魔力についてお話するものではありませんでしたね。文章のコツ…というと大げさではありますが、まあおおよそそんな感じの事をお伝えしたいと思っていました。なので趣旨を戻して。

 前述までは、自分の言葉で言い表す事でストレスを低減する方法をご紹介しました。そしてここからは、本題として作文に関するちょっとしたポイントをご紹介したいと思います。

 とはいえ、それほど難しい事ではありません。小説家や評論家のように、文章を書く事を専門に行っている人たちならいざ知らず、僕たちのような一般人にはそれほどの技術は必要ありませんから。

 と、いうわけで早速。まず第一の秘訣。それは出だしで読者の心を掴む、です。

「それが難しいんだ」「そんな事が出来たら苦労はない」という人もいるかもしれません。しかしこれ、実はそれほど難しい事ではないんです。

 本当に?と疑った人の中には、よくTwitterを見ている人もいるかと思います。もしくは他のSNSでもいいですが、僕がTwitter民なのでTwitterでお話します。

 Twitterには毎日のようにたくさんの投稿がされています。140字という制約がある中で、しかしそれでも多種多様な人が毎秒と言っていい間隔でつぶやいているのです。

 その中には、何個ものいいねや何件ものリツイートされている投稿があると思います。もちろん、全ての投稿がそうだというわけではありませんが、そうしたいわゆる〝バズる〟投稿の多くはポジティブな言葉だったりします。そう、これこそが読み手の心を掴む方法なのです。

 つまり、出だしはポジティブに書く。これだけで、あなたの作文は読まれる確率がぐっと上がります。

 なので作文をする時は出だしはポジティブに。これはプレゼンの資料作成などに応用するのは難しいですが、報告書や提案書、メールやラインなど応用できる範囲もかなり広いです。

 最後まで一貫した文章を書くためには目的が何より重要。

 文章を書く際に、みなさんはテーマを決める事と思います。

 例えば「政治」について「季節」について「旅行」について。

 テーマは人の数、作文の数だけ存在します。けれど、それだけではもったいない。文章は人に読まれ、影響を与え、行動を変化させる事を目的として書かれています。当然、そうでない場合も多々ありますが、成功者の本やビジネス書などは大抵、読者の行動までもを変化させたいと願って書かれたものがほとんどです。

 なのでみなさんも、読んだ人が感動し、次の瞬間から生まれ変わったような気持ちになる文章を目指しましょう。などと言ったところで難しいのは百も承知です。そんな事ができるのなら、誰だって苦労はないわけですよ。

 一朝一夕では無理です。これを自分のものにしようと思ったらかなりの訓練が必要になってきます。しかし、可能になればみなさんは大きな力を手に入れる事ができるでしょう。

 その第一歩として、目的を考えた文章を作る。これが大切です。

 目的とは何か、テーマとどう違うのかという問いがあるかと思います。

 テーマとはその作文を書く際の題材ですよね。政治について書くのなら政治がテーマですし、料理について書くのなら料理がテーマです。

 目的とは、つまり作文を読んでどうなるのか、読者にどう感じてもらいたいのかまで考える、という事です。

 政治がテーマならその作文を読んで政治に興味を持ってもらう事、投票に行ったり政治について学んだり、という行動までしてもらう事が目的になります。

 料理がテーマなら料理を実際に作る、栄養価を考えた献立を考える、など、行動を変える事を目的としましょう。

 目的がなくても作文は成立します。読んだ人を感動させる事はできるでしょう。

 けれど、どうせなら読み手の人生すら変えてしまいましょう。作文、文章にはそれだけの力があります。

 もしあなたが目的まで意識した作文を作る事ができるようになったら、それは僕にとってもうれしい事でありまさに僕の「目的」を達した事になります。

 この目的を最初に設定しておく事で、文章内での主張がぶれる事も少なくなります。…と言っている僕がぶれぶれな気もしますが。

最後に。

 最後まで読んでいただき、とてもうれしいです。いかがでしたでしょうか?

 文字、言葉、文も持つ力はまだまだたくさんあります。心理的、社会的に役立つテクニックや哲学を紹介してある本や他のサイト様もたくさんいらっしゃいます。けれど、その全てに共通して言える事がひとつだけ。

 それは、そういった文章や言葉のテクニックをうまく活用していけば、あなたの未来は明るくなる、という事です。もしも今の生活を変えたい、そう思ったのなら、そして何から始めたらいいかわからないという人がいるのなら、まずは文章や言葉について学ぶ事を強くおすすめします。

 文章や言葉は全ての学びの基本です。経営学を学ぶにしても英語を学ぶにしても、言葉の力を軽んじては成功はあり得ません。

 ぜひ、言葉の持つ大きな力に目を向けてもらい、あなたの人生をより良いものにしていってもらいたいと思います。


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