プラスアルファの本棚

僕の好きな事を勝手気ままに紹介します!youtueもやってます!


スポンサードリンク

家JK、拾う?拾わない?

f:id:purasuarufainburogu:20190524090014j:plain

 

 

 

 ひげを剃る。そして女子高生を拾う。あらすじ。

 ある日、五年間片想いをしていた上司に振られた吉田は酔った勢いで北海道から家出してきた女子高生、沙優を拾ってしまう。宿泊費用の代わりに自らの体を差し出そうとする沙優に対して、吉田は「ガキは趣味じゃねぇ」と突っぱねる。代わりの要求として、一人暮らしだった吉田に代わって家事をすることになった沙優。最初は冷めきっていた沙優の心が、吉田や周囲の大人たちの言動に触れることによってだんだんと溶かされていくようだった…。

 主な登場人物。

 吉田

 冴えないサラリーマン。26歳、独身。プログラマー

 現在の会社で五年間片想いをしていた上司、後藤に告白して振られる。その後、記憶も曖昧になるほどやけ酒をして、電柱の下でうずくまる沙優と出会う。真面目で優しく、融通の利かない部分があり、そのせいで苦労を背負いこんでしまうこともしばしばある。年上のきれい系美女が好き。

 沙優

 女子高生。北海道出身。制服持参。

 北海道の高校に通っていたJK。唐突に家出を慣行し、遠く離れた東京の地で見知らぬ男の家を渡り歩く生活をしていた。その生活が長かったせいか、どこか冷めており、心の籠もらない笑顔を張り付かせることが得意になってしまった。吉田やその周りの大人たちの温かさや優しさに触れ、本来の気遣いができて優しく、明るい子供のような雰囲気を取り戻していく。

 後藤亜衣梨

 吉田が務める会社の上司。吉田の五年に及ぶ片想いの相手。

 吉田とは告白されたり振ったりした関係。おしとやかで面倒見がよく、後輩や上司問わず頼りにされる。吉田のことを振っておきながら、実は吉田が好きだと後々判明する。吉田いわくFカップだが沙優からはHなのではと訂正される。とりあえず巨乳。大人の色気むんむんといった感じ。

 三島柚葉

 吉田の後輩社員。吉田が教育係を任されている。

 吉田の後輩。天然ドジっ子属性を持つ、社内の人気者。仕事に関してはほとんど吉田に助けてもらっていたが、実はそれは全部計算なのだと判明してしまう。吉田に自分の計算と演技を見破られてから以降、真面目に仕事に取り組むようになった。吉田のことが好きだが、なかなかアプローチをかけられずにいる間に沙優や後藤といったライバルが多数現れてしまう。割と蚊帳の外にいることが多い。

 橋本

 吉田の同期。よく一緒に飲みに行く仲。既婚者で、なんだかんだと言いつつ奥さんを大事にしている。

 出来事

 電柱下にうずくまるJK

 後藤に告白し、振られた帰りに沙優を拾う。やけ酒をして、酩酊状態の時に電柱下でパンツ見せながらうずくまっているところを吉田に保護され、家に連れ込まれる。

「ヤらせてあげるから泊めて」と迫るが「ガキは趣味じゃねーんだよ」との吉田の一言に驚きつつ「じゃあタダで」と言える強かさを持つ。言い換えれば、感情がマヒしているとも言えるだろう。

 後藤さんとご飯

 沙優を保護してからというもの、定時で帰宅するようになった吉田をご飯に誘う後藤。その真意は何かと警戒する吉田だったが、後藤はそんな吉田に「彼女でもできた?」と問いかける。しかし吉田としては、後藤に振られた傷もまだ癒えていない状態で新しい恋なんてできないと後藤に訴えた。JKを家に置いているとは言えず、なんとか誤魔化す吉田だった…。

 下着姿のJK

 今まで、沙優は求められ、期待されてきた通りのことをこなしてきた。そこに何ら違和感や嫌悪感があったわけではない。こちらが要求したのだから見返りを求められるのは当然だ、そういう意識が強く根付いていた。しかし、吉田は違ったのだ。吉田は優しく、けれども今までの優しい大人とは違う。自分に対して何も求めてこない。そのことに言葉にできない不安を感じた沙優は、仕事から帰ってきた吉田に下着姿で迫り、自分の心情を吐露していく。

感想とまとめ。

 電柱の下でうずくまる沙優チャソの「ヤらせてあげるから」というセリフに闇を感じました。北海道から逃げてきたことが判明した時、自分の体を差し出してでも戻りたくないことがあったなんて、一体何が…!と驚いたものです。

 終盤、沙優チャソが下着姿で吉田に迫るシーン。自信の心情を吐露する沙優チャソに対して、吉田はあくまで大人として対応する。そんな吉田をかっこいいと思いましたし、また中盤で吉田が心の中で語ったそんな価値観を植え付けた大人達に対しての憤りなんかも、共感しました。まじくずだな。

 まとめといたしましては、沙優チャソを救済する話だなと思いました。心に闇を抱えた少女を、周囲の大人が癒していく。マヒした感覚を取り戻してあげて、それからキチンと現実と向き合えるようになって、北海道に返してあげるんだろうなぁと、そんなお話なんだろうなぁと思っていたのですが、まさかの最新刊であんなことになろうとは!

 というわけで、しめさば先生の『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』はスニーカー文庫より発売中です。ぜひ、本編を読んでみてください!

 では、このあたりで今回は筆をおかせていただきます。また次回お会いしましょう!


スポンサードリンク