プラスアルファの本棚

僕の好きな事を勝手気ままに紹介します!youtueもやってます!


スポンサードリンク

肥満に悩む人必見!最新科学が解き明かした、デブになる理由と対策!!

 最近太って来たな、なかなか痩せられない、運動しても効果がない。そんな人たちに朗報です!今回はダイエットの効果が実感できない、そんな人たちに向けた本をご紹介します。

f:id:purasuarufainburogu:20190913083024j:plain

 その名も『トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ』です。

 そもそも、みなさんは太る原因は何だと思いますか?ほとんどの人は、摂取カロリーが消費カロリーを上回る事で、結果的にエネルギーがあまり、そのあまりの部分が脂肪となって蓄積されていくものだと思っていますよね。だから一生懸命食事制限をしたり、消費カロリーを増やそうとウェイトトレーニング有酸素運動に励んだりしてきつい思いをしながら、必死でスリムになった自分の姿を夢見ながら頑張っている事でしょう。

 しかし、そんなあなたの努力がすべて間違いだったとしたら、これほどがっかりな事はありません。今までの努力が全部タダの茶番だと知った時の僕は、それはそれは落ち込んだものです。

 …が、そんな無意味な日々ともおさらばです。この本では、最新の科学研究を凝縮し、そのエッセンスを散りばめ、更にはどうやったら効率的に体重を落とす事ができるのかが記載されています。

 難しそう?そんな事はありません。446ページと普段あまり読書をする習慣のない人にはハードルが高いかと思いますが、専門用語には解説があり、更になるべく優しい言葉で、研究者ではなく一般の人に向けて書かれた本ですので、意外とするすると読めてしまいます。

 さて、前置きはこれくらいにして、早速本書の紹介に入りたいと思います。ここでは本書の中から、今すぐにでも実践できる項目をいくつか紹介したいと思います。それを読んで、もしもっと詳しい中身が知りたいという人は、この『トロント医師が教える世界最新太らないカラダ』を隅々まで読んでみる事をお勧めします。

肥満の原因はホルモンだった!?

 肥満の主な原因は何か。まずはそのお話から。

 肥満の原因。それはインスリンだった。聞いた事がある人も多いと思います。糖尿病患者の方が毎日注射しているアレです。

 インスリンはホルモンの一種で、食事をした際に取り込まれた栄養素を体のあちこちに運ぶ役割を果たします。食事をすると血糖値が上がり、その時にインスリンを分泌します。インスリンは食べ物から得られたエネルギーを体の隅々まで運ぶ役割を果たすので、このホルモンのお陰で僕たちは食べ物からエネルギーを得られるというわけです。

 しかし、ここで肥満人とそうでない人のインスリン値の値を調べてみると、驚くべき事に肥満の人はそうでない人に比べて、インスリンの分泌量が多かった事が判明したのです。なぜインスリンの分泌量が多いと肥満になるのか。その理由は〝インスリン抵抗威勢〟にあると言われています。

 インスリン抵抗性とはインスリンの過剰分泌によって、体中に効率よくエネルギーを運ぶ事ができなくなった状態を指して言います。このインスリン抵抗性によって、余剰のエネルギーが消費できず、結果として余分な脂肪として体のあちこちに蓄えられるのです。なので、極めておおざっぱに言うとこのインスリン抵抗性を減らす事が、体重を減らすために重要な事だと言えます。もちろん、他にも要素はありますが。

インスリン抵抗性を発現させないための方法とは?

 では、インスリン抵抗性を抑えるためには何をするべきでしょうか?答えは簡単です。食事の回数を減らすのです。

 そもそもインスリンとは体内の血糖値が上がった状態の時に分泌されるのですから、食事の回数を減らせば血糖値が上がった状態も減り、当然インスリンの分泌回数も減ります。つまり、食事の回数を減らせばいいのです。

「え~、そんな事できないよ」「無理に決まってるじゃん!」と思った方はちょっと待ってください。食事の回数を減らす、という事は、何も朝、昼、晩の三食の内のどれかを削れ、と言っているのではありません。

 まず、必要なのは間食をやめる事。これが大事です。朝食を食べ、昼食を食べ、夕食までの間にお菓子や甘いジュースを飲む。まずはこれをやめればいいのです。わざわざ食事回数を減らす必要はありません。いいですか、間食をやめるのです。それだけで、かなり違ってきます。

 始めの一週間はそれまで慣れていた間食の習慣をしなくなった事で空腹に苦しめられるでしょうが、そこさえ乗り切ってしまえば後はこっちのものです。徐々に体重も落ちて、体調もよくなってくるでしょう。

 間食をしない事に体が慣れてきたら、今度は朝、昼、晩と三食食べていた食事を一つ、減らしてしまいましょう。おすすめとしては、朝食を抜く事です。

 朝食は一日の活力の源。朝食を食べなければエネルギーが足りず、日中の活動に支障をきたす。そういう反論もあるでしょう。しかし、本書の中では、朝食は特に必要ないという記述があります。

 その理由としては、人間は朝、目覚める間際にレム睡眠に入ります。朝が近くなり、起きる時間になると覚醒ホルモンであるコルチゾールが分泌されます。コルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれていて、戦ったり逃走したりといった活動を可能にしてくれるホルモンです。

 このコルチゾールが分泌される事により、朝は覚醒状態にあります。つまり、すぐに活動可能な状態にあるのです。なので、起きたらすぐに太陽の光を浴び、それからコップ一杯の水を飲む習慣を身につけましょう。コップ一杯の水を飲んで、腸を起こし、これで全身が活動モードに切り替わります。これは余談ですが、朝起きてすぐにコーヒーなどのカフェインの含まれている飲み物を摂取するのは控えましょう。コルチゾールによって覚醒したところへ更にカフェインが加わる事で、脳は覚醒状態から興奮状態へと変わってしまいます。そうすると、疲れやすくなったりするので、朝コーヒーを飲む習慣のある人は気象後30分から1時間程度時間を置いてから飲むようにしましょう。

食事を摂るタイミングはどこ?

 では、食事を摂るタイミングとは一体どこなのでしょう?答えはずばり、夜です!

「でも、夜にご飯を食べると太るんでしょ?」と思われたそこのあなた。それは古い俗説だと言えます。現在は朝、昼を抜いたとしてもさして問題はないと言われています。

 話は旧石器時代、狩猟採集民族だった僕たちのご先祖、ホモ・サピエンスが活躍していた時代まで遡ります。

 狩猟採集民族だった我々のご先祖様の時代は、今の僕たちのように朝、昼と一日三食ご飯を食べていたわけではありません。朝は起きて狩りや木の実の採集に出かけ、食事にありつけたのは早くとも昼頃。時には夜まで何も食べられないどころか何日も食べられない事もあったでしょう。

 しかし、そんな環境下で、摂取した食事から得たエネルギーをその日の内に使ってしまうと、食事が得られなかった時には瞬く間に衰弱してしまいます。そうなると、他の肉食動物に食べられてしまい、大変です。

 なので、そんな事がないようにホモ・サピエンスの体は食べ物から得たカロリーをすべて使うのではなく、蓄えて置けるよう肉体を進化させてきました。僕たちの現在の体や脳は旧石器時代とさほど変わらないと言われています。要は食べ物がない時に備えて、エネルギーを脂肪として蓄えるように僕たちもの体もなっているという事です。

 ですが、現代人は一日三食に加え、おやつまで食べてしまいます。先ほどの説明の通りの体のメカニズムだとすると、激しい運動を定期的にしているのでなければ、脂肪はどんどん溜まっていくばかりでしょう。肥満になるのも当然です。

 ですので、旧石器時代と同じ生活とまではいかなくとも、食べる回数を減らす必要があります。そもそも一日三食なんていらなかった、という事です。

 では、なぜ夜なのか。より具体的に言うと5時~7時の間が望ましいとされています。これは人によって時間が変わってくるのですが、寝る2時間前には食事を追わらせておく事が推奨されています。食事をして、消化するのにかかる時間がおおよそそれくらいだからです。

 胃の中に食べ物がある状態で眠ってしまうと、消化にもエネルギーを使わなくてはいけないため、睡眠の質が下がります。睡眠の質が下がると、これもまた肥満に繋がってしまうのです。

 しかし、夜にご飯、糖質を摂ると寝ている間に体の中の余分な脂肪が脂肪酸として体内に流れ出し、体重を落とすという事もわかっています。

 ですので、食事は朝より夜とる方がいいのです!

グレリンとレプチン。食欲と満腹感を司るホルモン!

  最後に、グレリンレプチンのお話をして終わりにしたいと思います。

 聞き慣れない人も多いはずのこの2つのホルモン。それぞれが何を司るホルモンかわわかりますか?グレリンが食欲、つまり食べたいという欲求を司り、レプチンがもう食べなくていい、つまり満腹感を司るホルモンだと言われています。

 グレリンが分泌されると、食欲を司るホルモンですから、当然食べたいという欲求に駆られます。しかしこれは空腹感とは=ではないのです。

 お腹が空いた→だから何かを食べないといけない→だからグレリンを出して食べさせよう。僕たちの体の中では、こうした無意識の伝達が行われています。これが僕たちが食べてしまう原因になります。つまりお腹が空いた→だから何かを食べないといけない、というここの部分を切ってやる事でグレリンが分泌されづらくなり、過食や間食を抑える事ができます。

 ところで、僕たちの生活はその大半が習慣によって成り立っています。朝起きる、歯を磨く、顔を洗う…他にも習慣はたくさんあるでしょうが、ホルモンの分泌も我々の習慣が関係しているのです。間食をする習慣がある人は間食をする時間になったらお腹が空く、というように。

 なので習慣を変える事で、グレリンの分泌回数は格段に少なくなります。

 一方、レプチンはというと、満腹感を司るホルモンですので、食事の終わり時に分泌されます。食事をしていて、そろそろ食べなくていいな、と思ったら、箸を置いて手を合わせ、ご馳走様と言いましょう。間違っても苦しくなるまで食べよう、考えない事です。

 グレリンとレプチン。この2つのホルモンバランスが乱れると、過食の原因になり、肥満へとまっしぐらです。ぜひ生活習慣を改善して、ホルモンバランスを整えましょう。

最後に。

 ここまで、ざっくりと簡単に本の内容を説明してきました。ここに書いた事を実践するだけでも、成果は出ます。けれど、もっと詳しく食事について知りたい、最新科学を取り入れ、健康的でスリムな体を手に入れたいと思ったら、本書を手に取ってみる事をお勧めします。ここには、あなたの人生を変える知識が凝縮されています。

 一緒に健康的で魅力的な肉体を目指しましょう!!


スポンサードリンク