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精神科医が教える、心にグサッとくる気に入らない奴への対処法!

多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。

 どうも、プラスアルファです。今回も、書評チックなことをしていきたいなと思います。どうぞお付き合いください。

  • 始めに。
  • リアクション症候群。
  • SNS中毒。
  • 嫌いの片想い。
  • 人への思いやり、忘れるべからず。
  • 筆者感想。
 初めに。

 今回ご紹介するのは、Jam漫画、文、名越康文監修「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」です。精神科医名越康文先生が教える、SNS、会社、友達……様々な人間関係から心を守る64の考え方。

 近年、ソーシャルメディアの発達により、簡単に知ってる人とも知らない人とも繋がれるようになった現代。しかし、だからこそ起こりえる問題というのは存在します。

 影口、悪口、罵倒、罵詈雑言。言葉は他人を傷つけ、簡単に命を奪ってしまえます。他人を殺すのにナイフも銃も必要ないというのは、昔から言われていた言葉ですが、現代では電子技術の発達により、そうしたナイフ以上の殺傷能力を持った言葉を、より簡単に、ピンポイントで伝えられる世の中になってしまいました。もちろん、ネットの普及にはいい側面もたくさんあります。ですが、悪い面もあるということを理解しておかなくてはならないと思います。

 残念なことに、そんな簡単なことすらまるで理解できていない人が世の中にはたくさんいて、いともたやすく他人の心を傷つけようとします。悪意のある人、ない人もいるでしょう。ただ純粋に善意からの言葉だったりする場合もあると思います。

 本書はそうした、何気ない悪意ない一言、または単純な悪口から自らの心を守る方法を紹介しています。

リアクション症候群。

 LINE、FacebookTwitter……様々な大抵のSNSメディアでは、ユーザー同士のやり取りができます。メッセージの交換や通話など、好きな物や趣味等、気の合う新しい人間関係が作れる、非常に便利なツールです。

 しかしその反面、メッセージにはいち早く、最速で返信をしなくてはならないと思ってプレッシャーに感じている人たちがいるようです。早く返信しないと、相手が不機嫌になるんじゃないか、嫌われるんじゃないか、そんなことを考えてしまうようですね。半ばそれが義務のようになってしまう、そんな感じです。

 しかし、実際のメッセージって必ず返さなくてはならないのでしょうか?大抵のメッセージは返事なんて期待していなかったりするので、ちらっと見てスルー。返信したかったら後で時間のある時にでもすればいいのです。

 優しさや心の余裕から、返せる返せばいいのです。そんな先生の言葉が僕は好きです。

SNS中毒

 あなたは一、二分でも時間があれば、ついついSNSを見てしまう。……どきっとした人いはいませんか? もしどきっとしたのなら、あなたはSNS中毒かもしれません。そんな時は友人や家族に、折に触れて指摘してもらうのも一つのてかもしれませrん。

 康文先生は、SNSを覗くごとに罰金、という方法を提案されています。罰金、とはいっても金額を大きくする必要はなく、少額で大丈夫です。この方法で重要なのは、自らにペナルティを化す、という行為なのです。

 自分に負荷がかかれば、人間は自制できるもの。他にも、ブログ筆者の提案としては、目に入るところに鏡をおく、一定時間、SNSを見ないSNS断食をしてみる、など。SNS断食については僕も取り入れていて、ダイエット法のひとつ、リーンゲインズに倣って、四時間から六時間はSNSや電子機器に触れていい時間を作って、それ以外は緊急時以外触ってはいけない、という方法を取り入れています。

 SNSは便利な道具です。ですがあくまで道具なので、誤った使い方をしないよう心掛けていきましょう。

嫌いの片想い。

「なんでこんなこともできないの?」「馬鹿なの?」「おまえにいわれたくねーし」

 ふとした心ない言葉に誰しも傷つき、もやもやするものです。やがてそのもやもやがいらいらに変わり、寝ても覚めても忘れられないくらいの憎悪に変わります。そいつのことが頭から離れず、仕事もプライベートも何も手につかない、なんて経験はないでしょうか?そんな時には、一つの仮定をしてみましょう。

 一人暮らしのあなたの家に、件のもやもや、いらいらの原因となる人物が我が物顔で寝そべって、ポテチをぼりぼりカスを零しながら食べていたとします。別段仲良くもないし、仕事以外の部分で付き合いなんてないそんな他人が我が物顔で自分の家にいたら、あなたはどうしますか?もちろん、すぐに追い出しますよね。誰だってそうです。僕もそう。

 一人暮らしのあなたの家とは、つまりあなたの頭や心の中です。そして、いらいらの原因となる人物がいて、ポテチのカスとはつまり現状、そのいらいらの原因となった人物のことを考え、さらにいらいらを募らせているまさに今この時のことです。

 人間が同時に処理できる物事の数には限度があります。さっさとその人物のことは心から追い出して、ポテチのカスも吐き出してしまいましょう。かけがえのないあなたの時間をそんな人間のために使ってやる必要はないのです。体を動かし、汗を流せばいい気分転換になりますよ笑。

他人への思いやり、忘れるべからず。

 情けは他人のためならず、ということわざがあります。これは他人にいいことをしたら巡り巡って自分にいいことが返ってくる、という意味です。

 思いやり、というと電車で老人や体の不自由な人に席を譲ったり、大変そうにしている人を手助けしたりということを思い浮かべる人がほとんどかもしれません。けれど、親切にしようと意気込んでしまうと疲れてしまうものです。もちろん、そういったことも大切なことだというのは、世間にいる誰しもがわかっていることです。だけど、そうした行為を続けようとするとなかなかに骨が折れる。

 そもそも思いやりとは何だろう、と考えてみるといいかもしれません。多分、答えはたくさんあります。きっと、あなたが思い浮かべたものはすべて正解かもしれません。

 ですが、ここで一つ忘れていることはないでしょうか。そう、自分への思いやり、親切です。

 健康に気を使い、好きなことをして過ごす。リラックスできる時間を持つというのも、ひとつの思いやりです。

 とはいえ、何をしたらいいかわからない、という人もいるかと思います。めまぐるしく移り変わる現代で、自分を気遣うなんて発想すら忙殺されてしまうものです。

 そこでまずは、自分に対してありがとう、といってみたらどうでしょう。いつも頑張っている自分を自分で激励する。飼っている猫や観葉植物にありがとう、大好きと言ってみる。優しい言葉、前向きな言葉をかけてみる。

 そんなことをして、何の意味があるのだろう、と思われるかもしれませんが、例え誰が聞いていなくても自分が聞いています。言葉は力になり、やがて活力になります。

 ただ漫然と毎日を過ごすて毒をまき散らすより、綺麗で優しく、柔らかな言葉を周りに与えていた方がずっと素敵です。そうやって過ごす内に、きっとあなたのことを好きになってくれる人が現れる。人生とはそういうものだと、僕は思います。

筆者感想。

恋するように、嫌なやつのことを考えるのはやめよう…… 

  きっと今ごろ、あの野郎は僕のことなんて忘れてうまい物でも食べてるんだ。そう思うと、何となく怒っているのが馬鹿らしくなってくる。相手のことを考えても仕方がなくて、それで事態が解決するわけでもない。スパッと忘れるのは難しくて、難易度が高いけれど、時間と労力の無駄だと思えるようになると切り替えることができる。SNSでも 実際の対人関係でも、根っこのところは同じで、あれこれ考えることは無駄なことなんだなぁと思えた一冊です。甘い物でも食べて、アニメ見てゲームして爆睡して本読もう!


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