こんにちはこんばんは。プラスアルファでございます。
というわけで、今回はこちらのテーマでお話していきたいと思います。
『新書と古書、どちらがいいか』
ここで言う新書とはいわゆる新書本のことではなく、新刊書店に並んでいる単に新しい本、という意味での新書です。
さて、みなさんは新書と古書、どちらが好きですか?僕はどちらも好きです。
奇麗にシュリンクがけ(漫画本や付録付きの本にビニールを被せること)されていたり、スリップ(ページの間に挟まれている紙)が挟まれていたり。そういう、新書ならではの色々があり、とてもいいと思います。
対して、古書も好きです。少し色あせたり、ページの端が若干変色したりしていると、そこに歴史を感じます。また、年月の経った紙というのは、新しい紙と比べて劣化している分、扱いに注意しなければならないのですが、若干固くなり、触り心地は最高です。
また新書ではないこととして、古書には時々、ページの端が折られていたり余白部分に書き込みがあったりします。たまーに、ミステリのネタバレを喰らったりしますが、そこも一つの味として楽しめます。
以前の読者がどんな部分を重要と感じたか、誰が怪しいと考え、どんな推理をしていったのか、その一端が垣間見えるようで、それもまた面白いです。
古書はただ単に物語や知識を味わい、深めるだけのものではありません。本は作者との対話だとよく言われますが、もう一つ。古書は以前の持ち主の影を見ることができるのです。
一方で新書にはそういったことはまずありえません。万が一…億が一そういうことがあったなら、それは欠品として返品しなくてはならないでしょう。
そこが新書のいいところだとも言えます。上記のように古書に対してのそういう楽しみ方ができない、という人は新書を購入すればいいですし、何より古い物買うより新しい物の方がいいという考え方の人もいるでしょう。
そして、なんといっても新書購入の醍醐味といえば、話題作や新作を素早く入手できる部分でしょうか。
古書の場合だと新書で購入した人が読み終わり、古書店に持ち込まれ、そして店頭に並ぶ、というルートを経る必要がありますが、新書の場合は取次や版元から届いたものが店頭に並びます。
そもそものビジネススタイルの違い、そして販売する側と買う側の意識、認識の違いによって、同じ本を扱う店舗という似た者なのに互いに干渉せず、今日まで生き残ってきました。
現在は出版不況と呼ばれています。本を読む人が減り、なおかつ買う人も減っている昨今、新書でも古書でも、どちらを扱うお店であっても頑張って欲しいと思います。
というわけで、今回はここまでにしたいと思います。
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それではまた、次回お会いしましょう。さよなら。