AIの発達によって僕達は仕事を奪われると言われています。
それはおおよそ全ての職種に当てはまるそうです。
教職、ドライバー、農家…大体の職業がAIによって代替可能な職業なのです。
では、生き残る職業は何か?一説にはクリエイティブな職業。
例えば小説家、YouTuber(類似の動画投稿サイトのクリエイター及び運営者)
複雑な思考過程を必要とする仕事。
例えば政治家や企業のCEOなど。
しかし、AIによってより安定的に経済的な発展と物質的な豊かさを保つ事ができるようになるとも言われています。
このことから、僕は仕事を〝奪われる〟と解釈するのではなく仕事から〝解放される〟のだと思っています。
ぶっちゃけ言って、働きたくはないので。
そうしてAIが僕達のかわりに働いて、安定して富と資源を供給してくれるようになると、今度は僕達人類の時間が余ります。
ありていに言って暇になるのです。
働いてばかりいると人は疲れます。心も体もボロボロになって、取り返しの付かない事になるのです。
しかし逆に暇過ぎるのも考えものです。適度に何かしていないと、それはそれで心と体に変調をきたしてしまいます。
僕達の心と体は実に面倒臭い構造になっているので、働き過ぎてもダメで暇過ぎてもダメ。何とも言えないくらい面倒臭い。
ここへきて、AIの登場は嬉しい限りなのですが、では今度はあまり過ぎた時間をどうやって有効活用していくか、それが問題なのです。
特に日本人は割と危ういだろうと思います。
もし仮に日本の企業の八割が事業にAIを導入したと仮定しましょう。そうすると、その分従業員はリストラに遭います。
この記事を書いている2020年現在では、リストラは当たり前になりつつあります。使えない社員よりロボットの方がいい。当然の事です。
ここで、経済的な問題と時間的な問題の二つに直面する事になります。
もし、趣味や好きな事があるのならそれを突き詰めればいいのですが、そうでないのならかなり厳しい状況に立たされるでしょう。
つまり、幸せになる人間と不幸になる人間の二極化が進む、という事が言えると思います。
以前から富裕層とそれ以外の人達の二極化が進む、という旨の事は散々言われてきましたが、それ以外にも趣味、特技、好きな事を持っている人とそうでない人の間でも更に分かれるだろうというのが僕の考えです。
専門家の言葉を借りるなら、この好きな事や趣味を持たない人達は〝不要者階級〟になってしまうでしょう。こわっ。
幸い、僕はこうして文章を書く事が好きですし、他にも読書やアニメなど、好きな事はたくさんあります。そしてそれを突き詰められる自身もあります。
なので、おそらく富裕層とまではいかなくても、貧困層や不要者階級となる事はないだろうと思います…大丈夫だよね?
とまあそんな感じで、なんだかんだと言ってきましたが、個人的は結論としてはこうです。
–『AIは特別僕達を幸せに導いてくれるわけではない』
これまで通り、幸せは自分の手で手繰り寄せていかなくてはならないのかなと。まあ未来の事はわかりませんし、僕のこの結論は十分に変わる可能性もありますから、話半分くらいで聞いていてください。
それでは、今回はここまでにしておきたいと思います。
最後までご拝読、ありがとうございました。それでっ。