発明品…高性能ガジェット…それは全ての男、いや人類の憧れ!
というわけでこんにちはっ!無駄にハイテクでこれって必要ある?って機能も搭載されているものってありますよね。必要がないとわかっていても欲しくなってしまう。宝の持ち腐れだと容易に想像できるのについつい買ってしまう。そんな事。
話は変わりますが、今回ご紹介する作品はこちら。
tugeneko先生原作『ヤングアニマル』連載中の「上野さんは不器用」です。発明品の天才的申し子、上野さんが数々の便利グッズや謎グッズを発明し、それらを使って想いを寄せる少年、田中にアプローチをしていくという内容です。
主な登場人物は上野さん、田中、山下さんの科学部員三人。とはいえ、目立った活動をしているのは上野さんただ一人。上野さんが三年生で田中が二年生、山下さんが一年生です。もうほとんど上野さんの科学実験教室みたいな感じです。
基本的に一話完結のギャグマンガで、さわやかなエロを売りにしている作品ですが、上野さんの空回りっぷりだったり、田中のサイコパス的な面だったが強く出過ぎてしまっていて、エロというよりはただただ上野さんがかわいそうな感じになってしまっています。
本作の魅力としてはやはりエロに特化しているという事でしょうか。なので見る人を選ぶを思いますが、それほど露骨なエロではありませんのでご安心を。ただ、上野さんが大変な目に遭うというそれだけの話です。
※ただし小さいお子様とのご鑑賞はお控えください。
そしてもうひとつ、田中のサイコパスぶりにも注目してほしいと思います。こいつ本当に中学生かよ!とツッコミを入れたくなるくらい上野さんに対して無反応です。いや、本当はただの照れ隠しなのではないかと個人的にはまだ希望を持っています(笑)。
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ただ、田中の場合上野さんに対しては何をされても無反応なのですが、他の生徒がゲストで現れた時には結構年相応の反応をしている事もあります。ただ、基本的にサイコパス気質があるので、普通の中学生男子の反応とは若干異なりますが(^-^;
どちらかというと知的好奇心が彼の言動力になっている気がしますね。そんな部分があると、サイコパスと言ってきましたがまだ恋を知らない子供だという事も言えるかもしれませんね。
そして、田中はよく上野さんの発明品の実験台にされます。例えば、こんなシーン。
「田中、おしっこ飲め」
「は?嫌ですよ」
「いいから飲め!」
とセクハラ同然の事を言われます。このシーンでは、汚水のろ過装置を作ったのでそれの実験でした。しかし既に後輩の山下さんに飲ませた後なので、あまり意味がありません。ではなぜ上野さんは田中におしっこを飲ませたいと思ったのか。
理由は至ってシンプル。飲んでほしいからです。異性に対してこんな事が言えるのも、相手の事が好きだから。告白同然の行動を実験という幕で覆った形になりますね。
しかしそこは田中の事。気が付くはずもありません。どちらかというと嫌がらせであると解釈されてしまいます。…まあそれも仕方ないですね。
けれど、それでは上野さんがあまりにも不憫です。勇気を出して自分のおしっこを田中に飲ませようとしたのに…。そこで山下さんが助け船を出そうとしますが、うまくはいきませんでした。
結局、何が何だかわからないままろ過装置の実証実験は終了します。平たく言えば失敗ですね。
他にも、水泳部の部長や新体操部の部長、陸上部の部長など、上野さんの知り合いをゲストととして招き、ドタバタと進行していきます。
何より注目するべきなのは上野さんが作った発明品の数々ですね。その発明品、一体どうやって作ったの?と疑いたくなるような品々ばかりです。時空を歪ませたり銀河から水を引っ張ってきたりなど。上野さん…あんたノーベル賞どころ騒ぎじゃない発明品をしているよ…。
もはや田中なんてほっといて発明にだけ集中した方がいいのでは?と思わなくもないですが、そこはそれ。恋する乙女に休息はなく、上野さんは本日も新しい発明にいそしんでいる事でしょう。
そんな感じで、今日はここまでにしておきたいなと思います。いかがでしたでしょうか?上野さんの可愛らしさや発明品の凄さ、そして田中に対する我々のもやもやした感覚を共有できればいいなと思います。
もしもここまで読んでくれて、興味を持ってくれたという人がいましたらぜひ、購入&ご視聴してみてください。ただし、下ネタがダメだという人は止めておいた方がいいと思います。
ではまた、次回にお会いしましょう。それではっ!