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「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」を観た事ない人に向けてざっくり紹介

 こんにちは。唐突ですが、もし、もう二度と会えなくなってしまった人物と再会できたとしたら、あなたは何をしますか?

 そんなわけで、今回ご紹介するのはこちら。

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A-1Project制作のオリジナルアニメーション『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』です。

 

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 小学校時代、仲良し五人グループだった少年たち。しかし、とある事故をきっかけに全員がバラバラになってしまいます。それぞれの思いを胸に秘めたまま、別々の道を歩む事になった彼ら。しかし、ある時じんたん(宿海仁太)の目の前に幼い頃に事故で亡くなった少女、めんま(本間芽衣子)が成長した姿で現れます。めんまは幼い頃、事故で死んだはず。まだその事実を受け止めきれていない自分が見せている幻覚なのだろうと思っていたじんたんは無視を決め込みます。でも、何度も何度もしつこく話しかけてくるめんま。どうしたものかと頭を悩ませながら、めんまとともに外出する事に。

 そこで、進学校に通う幼馴染ふたりと再会します。ゆきあつ(松雪集)つるこ(鶴見知利子)です。その後、あなる(安城鳴子)ぽっぽ(久川鉄道)とも再会して、自分たちが小学校の頃から抱いていた思いや葛藤、悩みなどをぶつけ合います。

 その内容は本編を観てほしいのですが、そうした紆余曲折を経て再び五人は元の仲良しグループへと戻る事ができました。きっと、めんまがいなかったら彼らは一生、仲違いをしたままだった事でしょう。

 

 

 なんやかんやとありつつも、昔の友情を思い出す事ができた五人。しかし、めんまの事が見えるのは相変わらずじんたんひとりという状況な事に変わりはありません。

 そこで、めんまは他の三人にも自分の事を認識できるように工夫をします。その方法とは、自分で紙にメッセージを書くというもの。ひとりでに動いて文字を綴るエンピツを目の当たりにしたら、さすがに信じないわけにはいきませんよね。

 喜んでいるのも束の間の事。めんまの存在は立証できたけれど、ではなぜめんまは現在、ここにいるのか。理由としては、やはり何らかの未練があるからだと結論します。幽霊が成仏できない理由なんてそんなもの。

 では、何が原因だったのか。それを知るために様々な手を考え、実行していくじんたんたち「超平和バスターズ」ですが、ほとんど失敗に終わってしまいます。

 視聴者的にも、何がだめなんだろう?と疑問に思ってしまう事でしょう。もしかしたら、成仏なんてしたくないのかもしれないと僕も思いました。もし、ずっとみんなと一緒にいたいと思っていたとしたら、これは大変な事です。

 なぜなら、めんまは既にこの世の人ではありません。いくら「超平和バスターズ」の面々がめんまを認識できたとしても、めんまは生きているわけではないのです。

 ずっと彼女がいたら、きっとみんな先へは進めない。この後の人生を送るに当たってやはりめんまの事は避けては通れない問題なのです。

 この問題を解決する過程も、やはり本編を観てほしいのですが、この作品の真骨頂はなんと言ってもラストシーン。

 めんまとじんたんたちでかくれんぼをするシーンがあります。もういいかい!と震えた声で言う声優さんの演技にこちらまで号泣しそうになりました。ああ、もう終わりなんだな、めんまとお別れするんだな、と悲しくなります。

 それはラストまでの積み重ねがあり、彼らの思い出があり、そして今のめんまの気持ちやじんたんたちの気持ちがあるからこそ、そう思うのです。

 アニメ全話を観終わった時、あなたはきっと感動の涙を流している事でしょう。断言します。これはあなたの人生の一部、長く心に刻み付けられる物語になる事でしょう!

 などと書くと少々大げさかもしれませんが、僕はそうでした。

 とうわけで、今回はここまでにしたいと思います。もし、この記事を最後まで読んでくださった人の中で興味がある、見てみたいと思ってくれた人がいましたら、ぜひご購入&ご視聴ください。絶対に後悔はしません!!

 ではまた、次回お会いしましょう。それではっ!


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