どうもどうも。プラスアルファです。ところでみなさん、大きな声では言えませんが、お金、溜まってますか?…え?溜まってない?はは、僕もです(笑)。
はぁ…まずいなぁ、将来が不安だ、まとまったお金をためてひとつ大きなことがしたい、独立して自由になる為にもしばらく何もしないでも暮らせるだけの額が必要だ。つい好きな事に浪費してしまってなかなか溜められない。そんなふうに未来に不安を感じている方や、浪費癖のある方にピッタリな本があります。
というわけで、今回ご紹介するのは劇団雌猫×篠田尚子先生の『一生楽しく浪費するためのお金の話』です。そんなうまい話があるわけないって?まあまあ、結論はとりあえず一旦置いといて。
それでは、いってみましょう。
浪費女集会。
浪費女子たちの集会が書いてあります。男性、女性問わずお金を使うことが好きな人なら思わずうなずいてしまう内容でした。ここで偶然にも、ファイナンシャルプランナーの篠田祥子さんと出会うという冒頭です。以下、篠田先生との対話形式でお金の授業は進行していきます。
ファイナンシャル・プランナー(Financial Planner)は、顧客である個人から、収支・負債・家族構成・資産状況などのソース提供を受け、それを基に住居・教育・老後など将来のライフプランニングに即した資金計画やアドバイスを行う職業・職種、およびその職に就く者。略してFP(エフピー)とも呼ばれる。
Wikipediaより。
なぜお金が無くなってしまうのか?
多くの人は、どうしてお金が溜まらないのか、またはなくなってしまうのかと問われた時、おそらくこう答えるはずです。
「お金を使うからなくなる決まってる」
それはもちろん、お金は何もしなくても湧き水のように出てくるものではないので、原理的にその通りです。
しかし、大多数の人はここで思考を「お金を使うからなくなるのだから、使わないようにしよう」と節約や我慢をします。これがそもそもの間違い。
お金は使うからなくなる。しかし、我慢に我慢を重ねてお金を貯めようとするのは間違いです。ではどうすればいいかというと、システム作りが大切。
システム作り、と言われても「はて?どういうこと?」と思われるかもしれません。簡単に言ってしまえば、どうやったらお金を手元に残せるのか、ではなくお金をどうやったら生み出せる、増やすことができるのか、といったことを考えるべきです。
そこで本書の中で篠田先生が提案されているのが、資産運用という考え方。お金をただ寝かせておくだけではなく、お金に働いてもらう。仲間を引き連れて戻ってきてもらうといった方法です。
具体的には本書を読んでほしいと思います。多分ここでくどくどと書くより、だいぶわかりやすいと思います(笑)。
一つだけ、ここでご紹介する資産運用法としては、「投資信託」という方法です。誰しもが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
投資信託とは?
簡単に言えば「投資家(個人/僕、私)から集めたお金を運用して、専門家が株式や債券などに投資、運用する商品」のことを言います。
この投資信託を行うことによって、お金をただ寝かせておくだけでなく、お金にお金を稼がせる、という仕組みを作ることが大切なのだと篠田先生はおっしゃっていました。そのために、個人拠出年金など、資産運用に適した国のシステムなども紹介されてします。
投資信託の入門書としての本書
投資信託の入門書としては、本書は素晴らしいと思います。僕自身、あまり投資については詳しくはなく、興味あったのですけれど、勉強するといったってどこから手を付けていいのかわからなかったです。本書は難しい言葉もなく、改行も多くて文字大きく、かつ体験談や実際の相談などを例にされていたので、わかりやすかったです。
残念ながら、あまり詳しいことは書かれていませんでしたが、まず何を知ればいいのか、どこから勉強したら?と取っ掛かりが掴めずにいる方はこの本を読むことをお勧めします。基本的には女性向けの内容ですが、社会制度や税金の仕組み、節税方法など、男性が読んでもかなり使える知識があると思います。ざっくりとどんな制度があるのか、まずはそこから知る、というのもありかと思いますので、ぜひお手に取ってみてください。