プラスアルファの本棚

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嫁いだのは、素顔の見えない人のところでした。

 女性の着物姿って好きですか––?

 

 というわけで、こんにちは。プラスアルファです。今回も僕が読んでよかった本のご紹介をさせていただきたいと思います。

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 そんな感じで、今回ご紹介するのはこちら。

 徒々野雫先生原作、萩原ダイスケ先生作画『ねねね』です。

 小雪(16歳)が嫁ぐ事になったのは、に20歳以上年の離れた清さんのところ。常に仮面を着け、素顔を見せない清さんのために色々と頑張る小雪の姿と、40手前にして妖が見えるという奇特体質のせいで童貞を拗らせた清。ふたりが紡ぐ、初々しく、甘々な生活に胸キュンが止まらない!

 登場人物

 小雪

 16歳の少女。嫁ぐ事になったのは20歳年上の男性。妖が見えるという彼との生活に戸惑いながら、新妻として大忙しの毎日を送る。

 小雪の旦那。40手前にして童貞のおっさん。女性経験は皆無らしく、手を繋いだりするだけでかなりドキがムネムネのご様子。小雪の親父さんから20になるまで手を出してはならんと言明されているが、果たして理性は持つのか?妖が見えるらしく、そっち方面の仕事をしているらしい。

妖精

 清が助けた妖精。お礼に仮面にキスをした。

コウノトリ

 清の師匠の使い魔。見た目が鶴っぽいため、小雪から最初は鶴と間違えられる。

翔太

 清の隣の家に住む少年。次男坊らしいが長男は残念ながら登場しない。小雪に一目惚れる。清が死んだら(ダジャレではない)結婚しようというほど。

ポチ丸さん

 これが正式名称なのかは不明。コウノトリが運んできた龍の卵から変えた地龍。まだまだ赤ん坊でチビ。

考察

時代背景は不明。服装などから推察すると大正後期から昭和にかけての話だと思われる。小雪が16歳、清が(作中の20年上という条件に当てはめて考えるならば)36歳と年の差を考えても、そのくらいの時代だと思われる。妖や妖精、龍や使い魔といった単語が登場するため、妖術や魔法の類が存在するファンタジーな世界観だと推測する。清がその手の技術を扱えるのかは不明だが、それなりに知識と経験があるのだと思われる。

 小雪は清との結婚を嫌がっている素振りはない。時代的な部分から仕方がないと受け入れている、という雰囲気ではなく、清に対して少なからず好意を抱いている様子だ。作品開始以前からふたりはそれなりの時間を過ごし、信頼関係を深めてきたのだと思われる。また、おせっかいではあるが小雪が20を超えないと手を出してはならないと彼女の父親が清に厳命していたためか、ふたりの間に子供はいない。さっさとしないと、時代背景的に清が平均寿命まで行ってしまう可能性があるので子供を作るならなるはやが賢明だと思われる。

 最後に

 萩原ダイスケさんの作画は『ホリミヤ』の時から大好きでした。可愛らしいキャラクターたちの生活模様は見ていて和みます。『ホリミヤ』とは違う観点からの作品でしたが、小雪や清を始めとして魅力的なキャラクターがたくさん出ていますので、満足です。2巻以降の発売の予定はないというのはさみしいですが、徒々野雫先生、萩原ダイスケ先生を今後とも応援しております。


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