最近はエコー検査など、胎児の健康状態を産み落とす前に知る事ができるようになってきました。
だからと言って何かしらの疾患が見つかった場合に治療が可能かと言われると、黙り込むしかありませんでした。
結局、実際に産んでみなければ手のつけようがないのです。
きっと、これまでにも多くのご夫婦が悲しみに暮れてきた事でしょう。
しかし、今後はそういった問題をクリアして、お腹の中にいる赤ちゃんを救う事ができるようになるかもしれません
アメリカのフィラデルフィアの小児科医、ウィリアム・ペントラーは日々、手の施しようのないほど事態の進行してしまった赤ちゃんやそのご両親と接してきて、かなり精神的にきつい思いをしてきました。
詳しくは上記の元記事を読んで欲しいのですが、出産か中絶の二つの道しか取れなかった両親に今後、第三の選択肢を提示できるようになるかもしれないのです。
そのカギとなるのが、遺伝子編集の技術です。
もし、お腹の中の赤ちゃんが何らかの疾患を抱えていた場合、そしてそれが障害やともすれば命に関わる病気だった場合、これまで親はどちらにせよ、つらい決断を迫られていました。
しかしこの遺伝子編集技術が進めば、そうした子宮内での疾患を治療できるかもしれません。
研究はまだまだマウスを使った段階ですが、今後は更なる飛躍を期待できる事でしょう。
そして、この研究が達成されれば、きっと多くの悲劇をこの世から消し去ることができるようになるはずです。
一日でも早く実用段階へと至ってくれることを心の底から願っています。
それでは、今回はここまでにしたいと思います。また次回、お会いしましょう!