こんにちは。今回はこちらの作品を読み終えましたので、感想をつらつらと語っていきたいと思います。
それではいきましょう。
「リベリオ・マキナ2―《白檀式》文月の嫉妬心―」を読み終えましたので感想をつらつらと。
季節は冬。白い綿のような雪が降る季節。
1巻でヴィルヘルムがやらかしたテロの爪痕がまだ癒えていない中、それでもカノンと水無月は少しずつ平穏は生活を取り戻していっていました。
そんな二人の前に一人の男性が現れます。彼は世界的なオートマタ企業『メティス・グループ』のCEOハウエルズ。
吸血鬼に古郷を蹂躙され、吸血鬼を憎んでいる彼は吸血鬼を絶滅させるため、対吸血鬼用のオートマタの製作を夢見ていました。
そんなハウエルズはカノンの下に個人的に訪れます。彼女の技師としての技能を見込み、『メティス・グループ』へとスカウトしようというのです。最初は怪しいと思ったけれど、何だかんだいい奴っぽい?
渋るカノンを更にその気にさせるべく、ハウエルズはカノンをオートマタの祭典『ディーツぇ・フェア』へと招待します。
当然、オートマタマニアであるカノンはテンション爆上がり。その様子は読んでいて可愛らしいとも思いましたが、同時に水無月たちと同様に苦笑いもしました。
一緒に行った水無月とリタは別段オートマタマニアというわけではないので、なかなかにベビーな日程だったと思います。特にリタ。
彼女は学校での成績も芳しくなく、そしてオートマタへの関心度も低いので、フェアの最中はかなり退屈そうでした。
それでも、やはり三人ともハウエルズに関してあまりいい印象を持っていないようで、警戒している様子だったのでやはり何かあるのだろうと読者目線で思いました。
そんな彼らフェアの最中に行動をともにしていたのが、ハウエルズの秘書のユーリでした。彼女は仲睦まじい様子の水無月たちを見て面白くなく、かなり不機嫌になっていました。
途中でリタと水無月がケンカをしてしまうシーンがあるのですが、大丈夫かな?とハラハラしたものです。ちゃんと仲直りできるか心配でした。
けれど、実際にはちゃんと仲直りできたし、二人の共闘は胸を熱くするものがありました。
1巻では主に一人で戦っていた水無月でしたが、今回はリタと協力して戦いました。
その姿に、成長したんだなぁと1巻の彼とは違った部分が見えてすごくよかったです。
さて、今回はここまでにしておきたいと思います。また次回お会いしましょう。
それではっ。