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【思い出のマーニー】孤独な少女と不思議な少女の大切な思い出の物語。

こんにちはこんばんは。プラスアルファでございます。

 

さて、今回も一冊読み終えましたのでご紹介します。

 

今回ご紹介するのはこちら。

 

ジョーン・G・ロビンソン著『思い出のマーニー』です。

 

こちらの作品は岩波文庫からも出版されていますが、僕が読んだのは青い表紙に金文字というシンプルなデザインのもの。なかなかにかっこいい方でした笑。

 

舞台はとある田舎町。喘息の治療のためにやって来たアンナは、しかしその内気な性格のために彼女を受け入れてくれたペグおばさん夫妻に対しても壁を作っていました。

けれど、そんなアンナの心を、マーニーとの出会いが変えていきます。しめっち屋敷に住む金髪の少女、マーニーとの交流の中で、アンナの心は様々な感情に出会い、そして閉ざしていた心の扉を開けていくのでした。

 

本書の一番の肝はなんと言っても、やはりアンナとマーニーの出会いのシーンでしょう。昼間は閑散としていたはずのしめっち屋敷。しかし、しんとしていた屋敷の窓から、一人の女の子の姿が見えました。それが、ばあやに髪を溶かされていたマーニーでした。

 

このシーンは、アンナがマーニーを始めて認識した、というだけではなく、後々の展開でなぜマーニーがこの部屋にいたのか、という部分についても大切になってきます。

 

そして、マーニーもまたアンナを見つけるのでした。

 

二人は色んな話をしました。それは家族の事であったり自分の事であったり。

 

本書を読んでの感想を一言で表すとするなら「嬉しい」です。

 

なぜなら、アンナは最初、内気であまり他人と交流する事を好まない女の子でした。

 

でも、マーニーとの出会いや別れ、その後に続く出会いが彼女を変えてくれたのです。それによって、アンナは以前よりも明るく、前向きになる事ができました。

 

というわけで『思い出のマーニー』でした。いかがでしたでしょうか?

 

本書は児童文学であり、つまるところ子供向けに執筆されたものです。が、大人が読む事によっても、まさに気分を前向きにしてくれたり、子供たちの姿に元気をもらったりする事ができます。

 

もし、興味を持っていただけたという方がいましたら、ぜひ一度お手に取ってもて下さい。

 

それでは、また次回お会いしましょう。さよなら。

 

 


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