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【小っちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい】可愛いが止まらないライトノベル!

こんにちはこんばんは。プラスアルファでございます。

 

顔を真っ赤にして照れてる女の子って可愛いと思いませんか?僕は思います。めちゃくちゃ可愛いです。

 

今回はそんな、照れまくっている女の子と一見すると無表情。でも純情少年との掛け合いを描いた学園ラブコメをご紹介します。

 

それがこちら。

 

五十嵐雄策著『ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい』

 

主な登場人物は高校二年生の市村龍之介と彼の一年先輩である高遠花梨。たった二人だけの放送部(仮)で日夜、一人前の放送部員になるために活動に励んでいる。ところが、龍之介には毎日達成したい目標があった。それは一日三回、花梨を照れさせるというもの。そしてもし、一日三回照れさせるという目標を達成できたなら、どうしても伝えたいことがあった。

そして花梨にも、目標があった。それは龍之介から照れさせられる回数を一日三回未満に抑えるというもの。なぜなら身が持たないから。

そんな二人の照れさせ合いラブコメ!果たして龍之介は目標を達成できるのか。そして花梨は照れさせられる回数を三回未満に抑えることができるのか。

 

というわけで『ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい』です。

 

まず、お断りしておかなければならないのは、本作においては人生における命題が登場したり、哲学的な考察が入り込んだりする要素はありません。いや、無理矢理探せばあるとは思うのですが。ましてや誰も死なないミステリとかでもありません。

 

ただただ、花梨と龍之介の二人の挙動と言動を追い駆けつつ、にやにやする小説です。はねこと先生のイラストも相まって、その可愛らしさは青天井。

 

物語の冒頭は花梨と龍之介、二人の会話からスタートします。そして、もはやここからこの作品の真骨頂が発揮されていると言ってもいいでしょう。

 

最初っから花梨が照れさせられてしまいます。そしてその照れ顔が可愛い!笑。

 

花梨は自分の声に劣等感を抱いています。第三者からは可愛らしい声だと言われるのですが、本人からしたら変だというのです。いわゆる「アニメ声」というものですね。

 

確かに、アニメ声優とかなら武器になるかもしれませんが、声優を志しているわけでもない花梨にとっては恥ずかしい声なのかもしれません。

 

そんな自らのアニメ声を花梨は親しい人たち以外には聞かせないようにしていました。なるべく学校の友人たちの前では凛と張った声を出すようにしているようです。

 

そんな花梨のアニメ声を知っているのは龍之介の他には花梨の幼なじみだけ。何とか普段はバレないように気を使って生活していました。

 

しかしそんなある時、部室である放送室でハプニングが起き、花梨のアニメ声が校内放送されてしまうのでした。これはピンチ!

 

友人からは悪気なく「かわいい」と褒められるのですが、コンプレックスの源である自分の声をそんなふうに言われても素直に受け取れない花梨。

 

そんな花梨へ、龍之介は自らの思いの丈を告白します。

 

その後、ちょっとだけ変わることができた花梨は、龍之介とともに楽しい部活動を再開していきます。

 

時々、「そんなことを欠点だと考えているのは自分だけだ」という言を目にします。理屈ではそうなのでしょう。自分のことを一番に蔑んでいるのは自分だけで、ほとんどの他人は興味すらない。それが現実です。

しかし、だからといってコンプレックスがなくなるものではありません。ましてや、長年抱えてきたものほどすぐにはどうしようもないものです。

でも、少しずつでも自分の中にあるそうした「欠点」を好きになっていけたらいいですね。きっと、その「欠点」だと思っていた部分を好きだと言ってくれる人と同じように。

 

というわけで、今回はここまでにしたいと思います。もし興味ある、という人がいましたら、Amazonから購入してみてください。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

 

以上、五十嵐雄策著『ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい』でした。

 

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ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい (電撃文庫)


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