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【書評】何でもない日の、何でもないできごと。住野よる「麦本三歩の好きなもの」

こんにちは。今回も一冊読み終えましたのでご紹介させていただきます。

 

今回ご紹介するのはこちら。

 

 

 

幻冬舎より、住野よる著『麦本三歩の好きなもの』です。

 

図書館勤務の二十代女子、麦本三歩の事件もなく、目を引くドラマもない、本当に何気ない日常を描いた連作短編集。

 

天然で頭もよくない。仕事は嫌いだけど、好きなものはたくさんある。だから生きていくことは全然つらくない。そんな三歩ののほほんとした雰囲気を味わえました。

 

三歩の印象としては、女性というより女の子。それも小さな女の子という印象が強かったです。よく噛むし。

 

甘いお菓子が好きで、本が好きで、名前の通り三歩が好き。またに遠出をしたり旅行をしたりすることはあっても、旅先で衝撃的な出会いがあるわけでもない。

 

程よく展開に期待が持てず、脱力して読み進められる作品です。

 

重工なテーマや度肝を抜くトリックなどはありませんが、肩の力を抜いてゆったりとページをめくりたいと思っている人におすすめしたいです。

 

文体も難しい言葉はなく、固有名詞も少なく、割と親しみ易い名前が多数登場するのでそこもグッド。

 

ただ、ドラマチックな展開や壮絶な恋愛模様なんかを期待している人には不向きかもしれません。

 

とまあ、今回はそんな感じですね。良くも悪くも書くことはあまりないのでこの辺で筆をおかせていただいて。

 

それではまた、次回お会いしましょう。

 


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